旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
テレ朝,日曜スーパーヒーロータイムの感想8/16
2009年08月18日 (火) | 編集 |
[シンケンジャー]
25話「夢世界」

茉子は、薄皮太夫が男を襲っているところに遭遇。血祭ドウコクに大事な三味線の皮を破られてしまった太夫は、破れた穴をふさぐための男を探していたのだ。そこに、吐き出すガスで眠らせた人間を食べるアヤカシ“ユメバクラ”が出現。駆けつけたシンケンジャーが応戦するが、茉子が太夫とともにガスを浴び、夢の世界へ引きずり込まれてしまう。
そこには、ある男を思い続ける薄雪という女がいた。
彼女は外道に落ちる前の薄皮太夫だった……。

今回は薄皮太夫の過去話や、ユメバクラvs青緑、赤金二人だけのロボ戦と盛りだくさんの内容でしたが、それにも関わらず展開がすっきりと纏まっているのは脚本や演出の腕なんですかね。

薄皮太夫が外道になった理由、それは将来の約束をしていた男に裏切られたこと。
相手の結婚式場を炎上させて人々を惨殺し、それでも男の心が手に入らないことを悟った彼女が、男を三味線にして永久に自分の手元に置こうとしたから…アヤカシと化したのですね。
多少は表現を曖昧にしてありますが、前回の十臓の話といい、恐ろしく陰惨な話を包み隠さずに書いている小林脚本は凄いですね…。
子ども番組としてよくストップがかからないなぁ。

その反動からか、ユメバクラとの戦いは今までになくユーモラス。
柔軟な考えの千明は夢の世界では最強ですね(笑)。巨大化して相手を圧倒するグリーンと、馴染めずに翻弄される流ノ介の対比は大いに笑えました。

源太も、カッコよく登場した瞬間に眠らされるとか、夢の中で寿司屋がミシュラン3つ星に選ばれて「思い出せ!お前の寿司は普通だ!」とか言われるとか、ギャグメーカーとして非常に冴えている一方で、疲弊した殿と二人だけでロボ戦を行うシリアスパートでも、幼馴染という役柄を生かしたやり取りで好感度高かったです。
限界を超えろ!と言う殿に、ざっくばらんな受け答えをする源太が逆にシンケンさを感じせて良かったですね。

それにしてもダイテンクウバスターは回転打ちで敵を一掃することも可能とは…。敵が大勢の場合に不向きでは?と杞憂していたのに、なかなか卒がないです。
1人で合体ロボを召喚できることと言い、本当に実践的なパワーアップとなっていますね。
ビームで撃破する姿にサムライらしさが微塵もないのが何とも言えないところですが(汗)

次回は、薄皮太夫vs桃黄、十臓vs殿という二つのピンチ展開からスタート。
通常なら見る人が少ない夏休みは、もっとぬるい話を入れてくるのに、シンケンジャーは本当に隙がないですね…。


[ディケイド]
29話「強くてハダカで強い奴」

十面鬼との戦いで傷ついたツカサは、大胆にも大ショッカースクールの保健室に忍び込み夏海の治療を受ける。そこにユウスケに連れられたアマゾンが現れ、ツカサ達と共に別の世界へ行くと言い出す。
少年・マサヒコに裏切られた彼は、自分を拒絶している世界に絶望を感じていたのだ。
その頃、十面鬼にアマゾンの変身アイテム・ギギの腕輪を届けたマサヒコは褒美として怪人に改造すると言われ、恐ろしくなる。
ギギとガガ、2つの腕輪を得た十面鬼とアポロガイストの計画とは、全人類を怪人と化することだったのだ……。

アマゾンの人が相変わらずの棒読みですが、「すーぱーだいせつだーん」などの力が抜ける声が妙にクセになって頭に残るのが困ったものです(汗)
一方、子役のマサヒコは非常に演技が上手いですね。おかげで要所で話が締まって、とても見やすい作品になっていました。

ショッカーの真の姿を知ったマサヒコは、自分を最後まで信じていたアマゾンの尊さを知り、そのアマゾンも諦めかけた思いが通じたことで自分の居場所を見つけ出す。
原典のアマゾンではマサヒコは最初から良き理解者という立場でしたが、今回は理解しあうまでの過程が描かれた、ディケイドらしい再構築話になっていたと思います。

まぁ、実は今回で一番感動したのはユウスケがタイタンフォームで敵を倒したところと、トライチェイサー(バイク)に乗ってツカサのビックスクーターと併走してたところなんですけどね(笑)
やはり個人的にはライダーがバイクに乗っているとテンションが上がりますね・。

一方、迷走ぎみの海東ですが、今回は初めてお宝の強奪に成功したと思ったら、ディケイドに反則技で奪われたり、鳴滝と飄々とした駆け引きをしたりと、なかなかいい味を出してました。物陰から夏海に嫉妬しているかのような描写が若干気持ち悪かったですが(汗)、最終回に向けて彼も何らかの役割を果たすのですかね…。

そんな良回だったアマゾンの世界でしたが、あえて難を言えば、平成ライダーの技を返す能力を持つボス、十面鬼がアマゾンには一撃でやられる、という展開がどうにも盛り上がりきれませんでした。
彼に一番必要だったのはアマゾン返しでしたよね…。大ショッカーも十面鬼を他の世界に派遣してあげれば良かったのに…。

次回は最終章、まさかの剣崎一真(仮面ライダーブレイド)本人が登場?!
しかし「本人」というと微妙にモノマネ番組みたいですね。
ディケイド版カズマが必死に戦っているところ、不意に肩を叩かれて振り返ると、本人登場でビックリ!とかいう展開には……ならないか。ウェーイ!


[フレッシュプリキュア]
28話「大切な記憶!おじいちゃんとの思い出!!」

写真屋でラブと彼女の祖父が写っている写真を見たせつな。
ラブに当時、畳屋を営んでいたという祖父・源吉のことを尋ねるが、10年も前に亡くなった祖父のことを何故かよく覚えていないという。
そんな折り、サウラーが蛇腹カメラをナケワメーケに変化させ街を襲う。
その攻撃を受けたラブは意識を失い、祖父が生きていた時代の思い出の世界に送り込まれる。
サウラーによると、彼女はこのまま二度と目を覚まさないというが……。

父が普通のサラリーマンで核家族なのにやたら広い家、L字型の変な構造、なぜか商店街の真ん中にある…など不自然と思える箇所を、ちゃんと本編で拾うところが凄いです。
あまりに妙なラブの家に、妻が以前「以前店だった家を改装したんじゃない?」と推測をしていたのですが、私はどうせアニメなので説明ナシで終わると侮ってましたよ(汗)

伏線というよりは、初期の設定構築がしっかりしているんでしょうね。
街の名前が「クローバータウンストリート」なのに、地元の人が「四ツ葉商店街」を呼んでいる理由まで話に織り込んでるのは、とても上手いです。

しかし10年前なのに、地面が舗装してなかったり、木造建築が多かったりと、この昭和チックな風景は何ですか…?とても仮面ライダークウガが放送されていた時代とは思えません(笑)
現在の近代的な町並みを見るに、商店街の名称変更と共に大々的な造成でも行われたんでしょうかね…?
そりゃ、手作りの畳なんて廃れるはずです…。世知辛いですね…。
ラブの両親が畳屋の実家をあっさりと洋風に改装しているのが一番非情な気がしないでもないですが(汗)

さて本編なのですが、良い話だったのに微妙に泣ける話までは行ってなかった気がするのが惜しいところです。

ラブには祖父の記憶がない…という推理小説チック(笑)な導入で引っ張ったのが邪魔しているのですかね?
大好きなお爺さんが亡くなってしまい、何も孝行ができなかった後悔がラブの記憶欠落の原因ということなのでしょうが、劇中の源吉は元気でしたし、そのあたりを上手く結び付けられてなかったような気がします。

またシフォンのサインに、思い出の住人である祖父の方が気づいてラブを諭す…という流れもちょっと不自然でした。ラブの方が気づいて、祖父と友人の板ばさみになるところ、その様子をそれとなく悟った祖父が、元の世界に帰るよう諭す…の方が個人的には良かった気もしますね。

しかしラブがいないとは言え、残りのプリキュアがナキワメーケ単体に苦戦するとはちょっと納得しがたいですね。今までは3人で戦ってきたのに…。
カメラにラブの魂があるので攻撃できない!とかなら分かるのですが、どうにもパッションの弱体化が早すぎます。

それか、どうせならカキ氷食ってて暇なウエスターさんも一緒に出撃すれば話的にも盛り上がったのですが、それはこれからのお楽しみですかね。
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