旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
Sweet, Sweet Happy Birthday / つじあやの
2008年02月09日 (土) | 編集 |
今日は雪の中、九段会館で行われた、つじあやの2008春ツアー『Sweet Happy Birthday to You』に行ってきました。
ライブの話は後日に回しますが、このライブの中心になっている新アルバム(2007.12.19発売)の感想を書いてなかったので、先に簡単に記しておきます。

新アルバムは、既存曲に見られる良い意味で力の抜けた感じからは一線を画したイメージの異なる曲が多く見られます。
たとえば、つじの一般的なイメージは「癒し系さわやか」が多いと思われます。実際は歌詞は重かったりすることも多いのですが、あくまで曲はポップで、恋愛という安定した箱庭感の気楽さがあったのですが、今回はそれに加えて、人生論的を含んだ曲があったり、地に足をつけた現実味があったりとバラエティに富んでいます。

本人も30歳の誕生日を迎えて、これまでの流れとは違うことも平行してやりたいとう決意を見せていたので、前回のミニアルバムである「はじまりの時」と同じく新境地を開くという強い意志が見て取れますね。

ただ、確実に新しいイメージで曲作りを行っているのに完成度は総じて高く、自分の長所というか根っこは上手く残してあるので、このあたり、つじのさりげない才能が現れていると思えます。

以下は特に好きな曲をピックアップ。
「2.Sweet Happy Birthday」…"生きる"というテーマに触れた歌詞が深く心に残る名作。
「3,揺れる夜、愛に抱かれて」…大人の恋愛感。好きな曲なのですが個人的には旧名の「愛のラブレター」の方がタイトルはしっくりきます。
「7.愛を知りたくて」…新垣結衣への提供曲のセルフカバー。若々しい歌詞とせつなさが上手く書かれている。2.9曲目と並んで作詞が最高。
「9.ダーリン」は既存のつじイメージですが、落ち着いた雰囲気も持った曲です。

難を言えば、数曲の中には苦労して使ったという作為が見られるところですかね。
しかし、現在の試行錯誤が板についてくれば、つじの最大の良さである自然体も戻ってくると思われます。

また、アルバム全体の評価としては良いのですが、流石に「1.BALANCO」「2.恋恋風歌」「3.春蜜柑」の私的3強は崩せませんね…(妻は、「1.春蜜柑」「2.恋恋風歌」「3.BALANCO」の順番)。
これからは、この3つを越える作品がでてくるものを期待しています。


つじあやのオフィシャル
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