旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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パズルコレクション54号「トー・ゲーム」
2007年10月09日 (火) | 編集 |
パズル54パズルコレクション54号は「トー・ゲーム」。

サイコロを振って5つのコマを先にゴールまで導いた方が勝ちの、いわゆる"雙六"ゲームです。
あえて雙六と書いたのは、狭義上では"双六"は単なるサイコロを振ってゴールまで行くゲーム、"雙六"はバックギャモンに代表されるような互いのコマによる妨害を行う駆け引きのある盤上遊戯のことを、日本では示すからです。

このゲームはその"雙六"の元祖である、エジプトの「セネト」や、メソポタミアの「ロイヤルゲーム・ウル」に連なるゲームです。
ちなみに本来の「セネト」は、"死者の書"の絵柄が施され、その升目によってコマの動きが左右されたゲームのようですので、このゲームは形式的に「ウル」の方に似ていると言えます。ただ、これらのゲームは互いの交易の中で発展してきた経緯があるので、バリエーションとしては地域ごとに色々なものが存在します。

付属ゲーム「トーゲーム」は、歴史的なこれらの古代ゲームを模した物で、棒サイコロという特殊な棒状のサイコロを使ってプレイします。
私が知ってる棒サイコロの使用方法は棒の裏表が0・1に対応していて、その裏表の個数によって0・4を出すのですが、このルールでは"全て裏"が0ではなく、6という大きな数字になっています。個人的には"0"というスゴロクにあまりないルールを適用している方式の方が好きなんですけどね。

ちなみに棒サイコロはエジプトが多く、メソポタミアは四角錐のサイコロ(転がして下になった面が出目となる)が多く出土されています。そういう意味でも、このゲームは見た目はウルですが、エジプトでの遊戯として発展した「ウル」というイメージを受けます。文字盤にヒエログリフやスカラベ(フンコロガシ=古代エジプトでは、創造神ケプリの象徴)が書かれていますしね。

このゲームの内容について、難易度は★3つ…というのは関係ないとして、取りあえずコマの動かし方が文中に説明されていないのは困りものです。
史料の不足から正確な動かし方は分からないとしても、英国博物館の認定ルールにしたがった例ぐらいは載せないと読者はゲームができないと思われるのですが……。

参考までに書いておくと、認定ルールでは、写真の右4つ目の上または下からスタートし、右端まで進んだ後は、真ん中の通路を左に進んでいきます。
盤上のスカラベを踏むと、もう一度サイコロを振ってコマを動かす権利を得ることができます。
自分のコマがいるマスには進むことはできませんが、相手のコマがいるマスに進めば、そのコマをスタートに戻すことができます。


雑誌記事は「ペイシェンス7」と「ネイティブアメリカンのゲーム」。

「ペイシェンス7」はトランプのよる一人遊びの第七弾。“5x5”,“キングとクイーン”,“偶数それとも奇数?”,“エリミネーション”の4種類を紹介しています。
“5x5”は5枚づつ5列に表にカードを並べ、隣り合うカードで同じ数字のものを除いていくゲームで、私もプレイしたことがある有名なゲームです。

「ネイティブアメリカンのゲーム」は、その名の通りネイティブアメリカンのゲームを紹介しています。
“アウィツラクナンナイ・モソナ”はチェッカーに似たゲーム。“トトロプシ”は敵陣と味方の陣地に分かれてコマを取り合うゲームです。
どちらもあまり知られていない遊戯なので、なかなかためになりました。地方のゲームではサイコロを使用しない特殊なゲームが多いので面白いですね。


今回はルール記述不足を除けば全体的になかなか良い感じですね。
ただ、次号で「トーゲーム」の解法としてどのゲームでも言えるような精神論(自信はあまり見せない、最後まで諦めない、など)を書いてあるのは意味がないような気がします…。
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