旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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京極夏彦「邪魅の雫」
2006年10月19日 (木) | 編集 |
先週は、京極夏彦の最新作「邪魅の雫」を読んでいました。

最初は、幾人かの登場人物の独白が続き、しかも人間関係が明瞭でないので、かなり読みづらいのですが、有機的に事件を把握できる後半になると面白くなってきます(それまでが相変わらず長いのですが)。

今回は脇役だった青木や益田が中心となって事件を読み解く形になっているので、探偵小説というより警察小説に近い形になっています。よって、今までのような奇想天外な内容にもなっていないので、推理小説をして読むとパンチが弱くがっかりすると思いますが、純文学だと思って読むとそれなりに深いテーマであり、含蓄もあります。

ネットでの評価でも二分されてますが、冗長すぎる点を除けば、それなりに良い作品だと感じました。
最近の京極はキャラクター描写が多くていまいち肌が合わなかったのですが、今回でちょっと次シリーズにも期待が持てるようになりました。
(次回のタイトルは「鵺の碑」だそうです)。

下はYahooブックスの京極インタビューですが内容はなかなか面白かったです。
邪魅の雫は発売日が半年ほど遅れる事態があったのですが、内容を読む限り最後に中禅寺を出すために内容を書き換えたようですね。
筆者が述べているように、私が読んだ限りでも彼を出す必然性を感じなかったので、書き換える必要もなかったように思えますが、その辺は出版者の思惑(中禅寺の人気)があるのですかね。

Yahooブックス 京極夏彦インタビュー
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