旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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笑う大天使(ミカエル)
2006年07月22日 (土) | 編集 |
前に試写会で見た「笑う大天使(ミカエル)」ですが、取り合えず妻に借りて漫画(全3巻)も読み、クリアになった点も色々あったので、それを踏まえて映画の感想を書き直してみます。

ちなみに漫画は意外にも私に合っていて面白かったです。微妙に皮肉やウィットがあるセリフやテンポが良く、もったいぶらない展開が良かったのですかね。かなりの名作だと思います。

さて映画の感想ですが、映画と漫画、両方のネタバレなので以下のリンクへ。
まず映画と原作のストーリーを比べて良かった点、悪かった点を挙げます。

○良かった点

・兄の小説を母が欠かさず買っていたという独自ストーリー
 兄の正体が小説家、というのが物語の軸になっているオリジナル要素は良かったと思います(漫画ではストーリとは関係なくすごいあっさり)。兄と母親の絆は原作ではあまり語られていないし、補完的な要素もあって◎です。
 手を怪我して代筆するまでの経緯も原作より必然性があるし(原作では野原に寝ている時に踏まれたという謎な理由だし)、その点は一つ芯もある物語としてはうまく作られていました。

・ダミアンの正体が、学園の守り神
 これもオリジナル要素ですが、原作では特に意味がない(意味がないところに意味がある?)キャラクターなので、そのまま出したらそれを知らない原作ファン以外には、彼が何のため出てきたのか不明だったでしょう。

○悪いところ

・きょうだいのそれぞれの心情が前半ではほとんど語られていない。
 原作を読んでない私には主人公が兄に本気で余所余所しさを抱いているため、避けているように思ってました。
 その段階でスイス留学の話を出されても……。どちらかと言うと婚約者に思慕の情を抱いているように思えたので、主人公が兄の気持ちを考えて留学を決意するのはかなり不自然に感じました。

・主人公である史緒・柚子・和音の関係が上手く書かれていない
 史緒が頭が良いという設定が残っているので、やはり柚子との授業の様子はやった方が良かったように思います。また同様に和音とのマラソン勝負ももっと丁寧にやってほしかったです。
 この辺りは3人の邂逅前のギャップとなるので、もっとためを作って欲しかったです。(映画では突然仲が良くなったようにしか思えない……)。
 ちなみに史緒がマラソンも早いというのは原作とは異なりますが、新聞配達をやっているなら長距離も早い方が自然なのでは?と考えたので映画の方が自然に思えました。

・3人が力を身につけるシーンが適当すぎる。
 隠れて庶民フードを食べる姿が発見され、3人が仲良くなるシーンと、力を身につけるシーンが一緒にされているのはかなり乱暴。力を身につけるシーンはかなり別途用意してほしかったです。
 しかし、カップラーメンを食べるだけで、何故にあんなに煙がでる…?

・戦闘シーンがやたらと長い。
 原作では相当あっさり終わりますが、映画ではやたらと長いです。不思議な力を手に入れた3人と匹敵する力をどうやって犯人グループは手に入れたのでしょうか…?
 しかも犯人グループはロケットランチャーをいきなり発射したり、ヘリコプターや潜水艦を持っていたりと、一体どのような組織なんでしょうか?謎です。
 原作で述べられていた誘拐グループの目的も説明されてないので、単なる戦うためにでていた唐突な敵という印象は拭えません。

・ミカエル学園の歴史的な説明シーンが長い
 色々説明していたので、原作でもあるのと思っていたら、全然ない…。最後の巨大化の複線ぐらいにしか目的がないので、もっとあっさり説明した方が良かったです。
序盤から意味がない説明シーンに時間をさいても仕方がないような。

・3人が庶民性格をカミングアウトしたくて堪らない
 原作ではひたすら猫かぶりするのが面白いところなのに、パーティーでいきなり庶民フードをカミングアウトするには結構興ざめ。
 原作を知らない段階でもかなり駄目なところだな、と思っていたので原作を読んで更にその思いを強くしました。

・学園の制服が全然、お嬢様らしくない
 前の項目と同じく、お嬢様の中で庶民性格の3人が悪戦苦闘するのが良いのに、制服が露出度高すぎ。ビジュアル的にもお嬢様学校は強くアピールしてほしかったです(言葉使いも色々いまいちな点が多かったですが)。


以上を考えると、やはり「戦闘シーンを削って、3人と司城(史緒)きょうだい、不思議な力の説明に時間を割り振り、もっとお嬢様学校っぽい雰囲気と庶民な3人のギャップを強調」したほうが良かったように思えます。

そうすれば原作ファンでも楽しめた内容になったかもしれないのに…。かなり残念な感じがしました。
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