旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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西澤保彦
2006年01月17日 (火) | 編集 |
西澤保彦さんというミステリー作家がいるのですが、以前から「SF的な設定で本格推理作品を書く」という噂を聞いていたので、読みたいと思っていました。

昨年末から通勤電車での過ごし方が、「図書館で借りてきた小説を読む」になっていたこともあり、この一ヶ月で評判が良いとされる比較的初期の作品群をまとめて読了。

特に大きなネタバレがある訳ではないのですが、簡単に内容に触れているので、「続き」リンクにて、以下に感想と評価を述べています。

だけど、「複製症候群」だけが図書館になくて手に入らないです。購入するか入間の図書館に行くしかないか……。
○完全無欠の名探偵 ★★★
 雑談しているだけで、過去の出来事を勝手にしゃべらせ、その上、推理して自己完結させてしまう超能力を持った主人公が、自覚もなく謎を解いていく物語。
 コミカルなキャラ造形とストーリが楽しい。謎はちょっと強引だが、まあ気楽に読むのには楽しい一冊です。コメディとしては★4つ。


○七回死んだ男 ★★★★★
 たまに1日を9回繰り返す特異体質(!)を持つ主人公が、そのたびに殺される祖父を助けようと孤軍奮闘する物語。
 俗に言うタイムスリップものですが、かなり面白く、特に最後のオチには結構驚かされます。例えれば、ビンのコインが消えると思ったら、ビンの方が消えてしまう手品を見たときの衝撃と似ています。おすすめ。


○解体諸因 ★★★
 SFものではないですが、バラバラ殺人ものを扱った短編集。作者最初の発行作品だけあってテンポが悪いところがありますが、ミステリを書こうとするパワーを感じる一冊です。


○殺意の集う夜 ★
 嵐の山荘で大量殺人をしてしまった主人公が、他の誰かに殺人の濡れ衣をきさせようと奮闘する話。
 キャラ造形やクロスオーバーする展開は面白いけど、内容はいまいち。多くの人が死ぬが、その部分が退屈だというのはなんとも…。作品によって出来不出来が多いと聞いていましたが、これは悪いケースです。


○人格転移の殺人 ★★★★
 「大地震で主人公達が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。法則に沿って人格が入れ替わり、脱出不能の隔絶された空間で連続殺人事件が起こる。犯人は誰の人格で、凶行の目的は何なのか?」 
 それぞれの登場人物と人格が入れ替わるので、読んでいて非常に混乱します(笑)。トリックは読めましたが、なかなか考えられていると思います。動機やシステムの解説など、ストーリの出来もいいですね。


○死者は黄泉が得る ★★★
 何度も生き返ることができる屋敷での死者と、隣町での連続殺人がクロスオーバーする。
 話自体は面白いけど、トリックに必然性がないのが残念。純粋にミステリーとしてだけなら★2つかな…。


○瞬間移動死体 ★★
 テレポート能力を持った主人公がニューヨークにいる妻を殺そうと計画する話。
主人公や妻のキャラは独特で読む価値がありますが、トリックが動機的に破綻しているのが残念。練りこめばもうちょっと面白くなったような気がするけど…。
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