2017年12月31日 (日) | 編集 |
年末恒例の企画。私的なゲーム大賞の発表です。
新/旧作、基本/拡張、商業品/創作・同人を問わず。
単に私が所有していて家族が気に入ったボードゲームを発表します。
我が家で遊ぶゲームを開拓する目的から、一度入賞した作品は選外になっています。
前年までの結果は以下から参照ください。
2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011/2010年
種別は個人賞(長女:12才、次女:10才、妻)、デザイン賞、小箱賞、ファミリー賞、エキスパート賞(実質、自分の賞)、そして年間大賞の全部で8つ。
授賞タイトルは[続きを見る]からどうぞ!
まずは個人賞の発表です。
長女賞:「クマ牧場 (Bärenpark)」

長女が気に入ったのはパズル的要素があるこのゲーム。
ルールを読んだ時は動物園を作る感じは皆無だし、こんなシンプルな内容で面白くなるのかなぁ、と不安視していたのですが、実際遊んだらバッチリ面白かったので安心しました。
長女的には自分の園が計画通りきっちり埋まっていく感じが楽しかったようです。
場のタイルが有限かつ相手の場が読みやすいのでインタラクションや会話があるのも◎。
毎回変わる目標タイルを採用すると更に展開に幅が出るのでお得感もありますね。
次点は名作アクションゲームの「アイスクール」。
練馬おやこゲーム会で遊ばせてもらったのが印象深かったようです。
次女賞:「おすわりしらたま(β版)」

しらたまゲームズさんのゲームマーケットで貴重な犬ゲー。
我が家ではトリックテイキングはまったくと言って人気がないジャンルなんですが(カウンティングや相手の手を推測するのが面倒だそうです)、これは大変好評でした。
特に次女がこれだけ食いつくのは意外で、マストフォローのルールも「号令に合わせた行動をとる」ということですんなり入ってきたそうです。
やはり我が家ではテーマって大事。しらたまさんかわいい。
かと言って可愛さだけでなく、トリックを無効にしたり減点を勝者に押し付けたりできるので、どこでリーダーになるか残りカードから決断する必要がある良ゲームでした、
次点は立体のジェットコースターコースを作る1人用パズル「ローラーコースターチャレンジ」。
完成した後コースターを滑らせることができるのがポイントです。
妻賞:「Valletta(バレッタ)」

デッキビルドで街を作るゲーム。
実は妻は遊んでいないのですが、それなりに満足した和訳シールを作れたので賞にしました(妻は遊ぶよりこのような作業をする方が好きなのです)。
ゲーム自体は、プレイしなかったカードは持ち越し可能、獲得したカードは即手札になるなど、デッキ構築苦手な人でも先を見たプレイができる遊びやすい作り。
建築した場所に置いてあるカードが手に入るため、建築ボーナスのある場所を狙って自分のエリアを広げるか、欲しいカードを狙うかを考えるのが悩ましく面白かったです。
デザイン賞:「ムッジーナ」

鍋野企画さんのゲムマ2017秋新作。
紛らわしいタイル群の中からみんなで同じ動物を探すルールと、それぞれ違う動物を見つけるルールがありますが後者の方が「自分の欲しい動物が誰が間違って取っていた!それ寄越せー!」というわちゃわちゃ感があって好きです。
とにかく絶妙にゆるいイラストと、見れば分かるのに急ぐと微妙に間違える動物たち。
裏に書かれた動物名がマニアックで妻のお気に入り、実質的な妻賞とも言えます(笑)
今日、親戚と遊びましたが大人なら小1まで一緒になって白熱できましたよ(私の苦手なゲームということもありますが……)。
小箱賞:「ぺあってにゃー」

小箱に楽しさが詰まって持ち運びも楽、なおかつ棚のスペースに優しい賞。
今年は小箱どころかダイスだけのコンポーネントで、ひとじゃらしさんの「ぺあってにゃー」です(写真はゲムマ展示)。
お題にあった単語をそれぞれ決め、ペアになった人がポイントという(紙すら不要な)紙ペンゲームで、最初は「これで1500円は高いなー」と思っていたのですが試遊で家族にウケたので購入。
長女が外で遊びまくってくれたので十分元が取れました(笑)
人数が少ない場合はよくある言葉を、多い場合はニッチを狙う必要があるのが良いですね。
ファミリー賞:「キングドミノ(Kingdomino)」

ファミリー賞は2017年SDJのキングドミノ。
良いタイルを取ったプレイヤーほど、次では後手番になるというシステムが秀逸。
特に次女が喜んで遊んでいました。
多人数は勿論、2人用の7x7ルールもかなり面白く、次女と繰り返して遊んでいました。
エキスパート賞:「CLANK!(クランク!)」

今年はデッキビルドの素晴らしい作品が数多く発売されましたが、これもその一つ。
我が家では受けないジャンルにも関わらず、ダンジョン探索というテーマとの一致が素晴らしく、とても受けが良かったです。
拡張も買ったので、他のところでも繰り返し遊びたいゲームなのですが、カードに言語依存がかなりあるので日本語化はした方が良いですね……。
日本語版が出たらもうひとつ買います。
ぐんま年間大賞2017:「犯人は踊る(2015年第三版)」

大賞は今更なのですが、鍋野企画さんの「犯人は踊る」に決定しました!
初版から遊んでいたのですが、実はその当時は「そこそこかなー」という感想でした……が、第三版が発売され家族や親戚で遊ぶ機会が増えると、「これは凄いゲームだ!」と認識を改めました。
小さい子どもでも分かる簡単なルール。複雑でないにも関わらず多彩な展開になる絞り込まれた特殊効果。犯人当てというキャッチーなテーマ。ワイワイと遊べるとぼけたイラスト。
継続して売れており、近所や会社の非ゲーマさんでも買われて遊ばれていることから、ボードゲームの裾野を広げるのに相当貢献していると思います。
これからも末永く我が家で活躍しそうですね。
以上、
今年はNintendo Switchの名作が多くあったので家族と遊ぶ時間を確保できなかったのですが(汗)、それでもイベントごとボードゲームが持ち出されると嬉しいものです。
それでも遊ばれていないゲムマ購入品もあるので、来年はもう少し積みゲーを崩したいなーと思います(来年はSwitchカービィぐらいの……はず)。
新/旧作、基本/拡張、商業品/創作・同人を問わず。
単に私が所有していて家族が気に入ったボードゲームを発表します。
我が家で遊ぶゲームを開拓する目的から、一度入賞した作品は選外になっています。
前年までの結果は以下から参照ください。
2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011/2010年
種別は個人賞(長女:12才、次女:10才、妻)、デザイン賞、小箱賞、ファミリー賞、エキスパート賞(実質、自分の賞)、そして年間大賞の全部で8つ。
授賞タイトルは[続きを見る]からどうぞ!
まずは個人賞の発表です。
長女賞:「クマ牧場 (Bärenpark)」

長女が気に入ったのはパズル的要素があるこのゲーム。
ルールを読んだ時は動物園を作る感じは皆無だし、こんなシンプルな内容で面白くなるのかなぁ、と不安視していたのですが、実際遊んだらバッチリ面白かったので安心しました。
長女的には自分の園が計画通りきっちり埋まっていく感じが楽しかったようです。
場のタイルが有限かつ相手の場が読みやすいのでインタラクションや会話があるのも◎。
毎回変わる目標タイルを採用すると更に展開に幅が出るのでお得感もありますね。
次点は名作アクションゲームの「アイスクール」。
練馬おやこゲーム会で遊ばせてもらったのが印象深かったようです。
次女賞:「おすわりしらたま(β版)」

しらたまゲームズさんのゲームマーケットで貴重な犬ゲー。
我が家ではトリックテイキングはまったくと言って人気がないジャンルなんですが(カウンティングや相手の手を推測するのが面倒だそうです)、これは大変好評でした。
特に次女がこれだけ食いつくのは意外で、マストフォローのルールも「号令に合わせた行動をとる」ということですんなり入ってきたそうです。
やはり我が家ではテーマって大事。しらたまさんかわいい。
かと言って可愛さだけでなく、トリックを無効にしたり減点を勝者に押し付けたりできるので、どこでリーダーになるか残りカードから決断する必要がある良ゲームでした、
次点は立体のジェットコースターコースを作る1人用パズル「ローラーコースターチャレンジ」。
完成した後コースターを滑らせることができるのがポイントです。
妻賞:「Valletta(バレッタ)」

デッキビルドで街を作るゲーム。
実は妻は遊んでいないのですが、それなりに満足した和訳シールを作れたので賞にしました(妻は遊ぶよりこのような作業をする方が好きなのです)。
ゲーム自体は、プレイしなかったカードは持ち越し可能、獲得したカードは即手札になるなど、デッキ構築苦手な人でも先を見たプレイができる遊びやすい作り。
建築した場所に置いてあるカードが手に入るため、建築ボーナスのある場所を狙って自分のエリアを広げるか、欲しいカードを狙うかを考えるのが悩ましく面白かったです。
デザイン賞:「ムッジーナ」

鍋野企画さんのゲムマ2017秋新作。
紛らわしいタイル群の中からみんなで同じ動物を探すルールと、それぞれ違う動物を見つけるルールがありますが後者の方が「自分の欲しい動物が誰が間違って取っていた!それ寄越せー!」というわちゃわちゃ感があって好きです。
とにかく絶妙にゆるいイラストと、見れば分かるのに急ぐと微妙に間違える動物たち。
裏に書かれた動物名がマニアックで妻のお気に入り、実質的な妻賞とも言えます(笑)
今日、親戚と遊びましたが大人なら小1まで一緒になって白熱できましたよ(私の苦手なゲームということもありますが……)。
小箱賞:「ぺあってにゃー」

小箱に楽しさが詰まって持ち運びも楽、なおかつ棚のスペースに優しい賞。
今年は小箱どころかダイスだけのコンポーネントで、ひとじゃらしさんの「ぺあってにゃー」です(写真はゲムマ展示)。
お題にあった単語をそれぞれ決め、ペアになった人がポイントという(紙すら不要な)紙ペンゲームで、最初は「これで1500円は高いなー」と思っていたのですが試遊で家族にウケたので購入。
長女が外で遊びまくってくれたので十分元が取れました(笑)
人数が少ない場合はよくある言葉を、多い場合はニッチを狙う必要があるのが良いですね。
ファミリー賞:「キングドミノ(Kingdomino)」

ファミリー賞は2017年SDJのキングドミノ。
良いタイルを取ったプレイヤーほど、次では後手番になるというシステムが秀逸。
特に次女が喜んで遊んでいました。
多人数は勿論、2人用の7x7ルールもかなり面白く、次女と繰り返して遊んでいました。
エキスパート賞:「CLANK!(クランク!)」

今年はデッキビルドの素晴らしい作品が数多く発売されましたが、これもその一つ。
我が家では受けないジャンルにも関わらず、ダンジョン探索というテーマとの一致が素晴らしく、とても受けが良かったです。
拡張も買ったので、他のところでも繰り返し遊びたいゲームなのですが、カードに言語依存がかなりあるので日本語化はした方が良いですね……。
日本語版が出たらもうひとつ買います。
ぐんま年間大賞2017:「犯人は踊る(2015年第三版)」

大賞は今更なのですが、鍋野企画さんの「犯人は踊る」に決定しました!
初版から遊んでいたのですが、実はその当時は「そこそこかなー」という感想でした……が、第三版が発売され家族や親戚で遊ぶ機会が増えると、「これは凄いゲームだ!」と認識を改めました。
小さい子どもでも分かる簡単なルール。複雑でないにも関わらず多彩な展開になる絞り込まれた特殊効果。犯人当てというキャッチーなテーマ。ワイワイと遊べるとぼけたイラスト。
継続して売れており、近所や会社の非ゲーマさんでも買われて遊ばれていることから、ボードゲームの裾野を広げるのに相当貢献していると思います。
これからも末永く我が家で活躍しそうですね。
以上、
今年はNintendo Switchの名作が多くあったので家族と遊ぶ時間を確保できなかったのですが(汗)、それでもイベントごとボードゲームが持ち出されると嬉しいものです。
それでも遊ばれていないゲムマ購入品もあるので、来年はもう少し積みゲーを崩したいなーと思います(来年はSwitchカービィぐらいの……はず)。
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
いつも楽しく遊ばせていただき、有難うございます。
犯人は踊る 本当に鉄板ですね。
結構色々な所に持ち出してますが、外さないです。
さて先日遊ばせていただいたクマ牧場は既に手元に届き、
背中を押していただいたクランクは、
どうやら今太平洋を渡っているようです。
おかしいなあ、いつポチったんだろう?
昨年は入院も長かったのでwあまりゲームも出来ませんでしたが、
その中では、ファーストクラスがなかなか面白かったです。
息子共々今年もよろしくお願いいたします。
いつも楽しく遊ばせていただき、有難うございます。
犯人は踊る 本当に鉄板ですね。
結構色々な所に持ち出してますが、外さないです。
さて先日遊ばせていただいたクマ牧場は既に手元に届き、
背中を押していただいたクランクは、
どうやら今太平洋を渡っているようです。
おかしいなあ、いつポチったんだろう?
昨年は入院も長かったのでwあまりゲームも出来ませんでしたが、
その中では、ファーストクラスがなかなか面白かったです。
息子共々今年もよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます!
こちらこそ、毎度お相手いただきありがとうございます。
今更の大賞なのですが、今まで実績により功労賞的に送らせていただきましたw
CLANK!も購入したんですね!オススメゲームですが、ルール記述がふわっとしているのが欠点なので、聞いていただけたら答えられると思います。
ファーストクラス1回だけ遊んだことがありますが、確かに面白いし、リプレイ性も高いですね。評判が高いのも納得です。
ただ、フレーバー的には列車と路線を作りながら目的地まで進める謎ゲームなので、妻に「これは一体、何をしているんだ?」と聞かれそうで購入には至っていません(汗)
今年も家族ともどもよろしくお願いいたします。
こちらこそ、毎度お相手いただきありがとうございます。
今更の大賞なのですが、今まで実績により功労賞的に送らせていただきましたw
CLANK!も購入したんですね!オススメゲームですが、ルール記述がふわっとしているのが欠点なので、聞いていただけたら答えられると思います。
ファーストクラス1回だけ遊んだことがありますが、確かに面白いし、リプレイ性も高いですね。評判が高いのも納得です。
ただ、フレーバー的には列車と路線を作りながら目的地まで進める謎ゲームなので、妻に「これは一体、何をしているんだ?」と聞かれそうで購入には至っていません(汗)
今年も家族ともどもよろしくお願いいたします。
2018/01/06(土) 20:14:48 | URL | ぐんま #790CxkE6[ 編集]
そういえば、微妙賞出してませんでしたが「EX LIBLIS」です。
ほぼカードゲームの割には手間がかかるのがちょっと。
図書館ゲームと聞いてハードルを上げすぎていた事もありますが……。
ほぼカードゲームの割には手間がかかるのがちょっと。
図書館ゲームと聞いてハードルを上げすぎていた事もありますが……。
2018/01/06(土) 20:17:41 | URL | ぐんま #790CxkE6[ 編集]
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