旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
第29回偽エッセン会(平日夜ゲーム会)
2015年03月11日 (水) | 編集 |
第29回偽エッセン会
2月の偽エッセン会レポートです。
今回も大きな遅れはなく、無事開催されました。

表題写真は「春秋戦国(ZhanGuo)」。
春秋戦国時代の中国を舞台に、皇帝の使者となり秦の統一に貢献します。

今回からカメラをQ10からQ7にしましたが、暗所でも鮮やかに映るので良い感じですね。
単に前のカメラが不調だっただけかもしれませんが……。

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
第29回偽エッセン会_1
今日の夕食は「気まぐれなピッツァ」。
いつもはなごやんピザを頼むことが多いですが、変化球で頼んでみました。
たまごやウインナーが盛りだくさんで温かみのある素朴な味わい。
ちなみに別の日にしのぽさんが注文した時はアボカドトマトでこちらも美味しそうでした。


春秋戦国(ZhanGuo)
第29回偽エッセン会_2
春秋戦国とは紀元前770年~紀元前221年までの秦が中国を統一するまでの時代。
プレイヤーは皇帝の使者となり、長城や宮殿の建設、地域の安定を行います。

上のメインボードが中国全土。
「1」から「5」までに地域が分かれています(I、II、IIIが1~3、四角記号が4、逆さ五角形が5です)。


第29回偽エッセン会_3
こちらは個人ボードと自分用の木コマ(今回のプレイヤー色は紫)。
赤、灰色、白の四角キューブは「高官」コマで、それぞれ武官、文官、監査官を示します。

こちらも横に5つの地域に区切られていてボードと対応しています。
各地域は上下にも分かれていて、上を「統治エリア」、下を「労働エリア」と呼びます。


第29回偽エッセン会_4
アクションは、ラウンドごとに6枚配られる手札により実行します。
茶色が「法律」、アイボリーが「文字」、橙が「通貨」を示していて、それぞれ2枚づつ配布。
1手番につき1枚のカードを使用するので、1ラウンドに6回の手番があることになります。


第29回偽エッセン会_5
カードの使い方は2種類あり、一つ目は個人ボードの地域にカードを差しこみます。
このカードを配置する使用法を「統一」アクションと呼びます。

差しこんだカードから見える「ハンマー」と「2」アイコンは特殊効果の説明。
左が条件、右は効果を示していて「ハンマー(労働者の雇用)アクションをするたびに2点を得る」という意味になりますが、これだけでは効果は発揮されません。
いわゆる準備段階です。


第29回偽エッセン会_6
もう1つの使い方は、メインボード上にカードを捨て札にします。
これを「宮廷」アクションと呼び、次の6アクションのうち1つを選んで行うことができます。

(1.)長城の建設
  メインボードに長城を建てます。これは終了時にボーナス点となるもの。
  長城には1~3があり、大きいほど広い地域から労働者を出す必要があります。
(2.)宮殿の建築
  メインボードに宮殿を建て、即時の得点と様々な恩恵がある「統一コマ」(後述)を得ます。
  建てる地域に対応した労働者が必要です。
(3.)労働者の雇用
  労働者タイルを獲得し、個人ボードの地域に置けます。
  反乱値も上昇するので注意。
(4.)高官の移動
  個人ボード上の高官を他の地域に移動します(計3マス)。
(5.)高官の配置
  個人ボードに高官を1人配置します。
(6.)太守の任命
  個人ボードの高官3人と引き換えに、メインボードに太守(地域を治める人)を置けます。
  これにより追加アクションができ、反乱値を下げることもできます。

このタイミングで準備した特殊効果が発動するのですが、カードの下に書かれている数字が重要で、アクション(1-3.)は「前に捨てられたカードより数字が大きい場合」、(5-6.)は「小さい場合」に特殊効果が発動します。
(4.は特殊効果は使用できません)。

カードの数字は「文字」が1~40、「通貨」が41~80、「法律」が81~120。
アクションを行うためには相手の動向を見ながらカードを出す順番も重要です。

例として上写真のように数字「102」のカードが捨てられていたとします。
前述の特殊効果は「(3.)労働者の雇用」アクションの時に効果があるので、プレイヤーはこれより大きな数字を手札から出さないと、特殊効果を使うことはできません。

特殊効果は複数のカードを配置していた場合は毎回「すべて」発動します。
先ほどの「労働者の雇用アクションをするたびに2点」カードを3枚配置していれば、アクションごとに2x3=6得点!
予めカードをたくさん配置しておけばお得というわけですね。

尚、特殊効果が発動しなくとも、アクション自体は行うことができますよ。


第29回偽エッセン会_7
メインボードの右にある欄は「共通の目標」で、例えば「1,3,4の地域に太守を置く」「3,4,5の地域に宮殿を建てる」のように示されています。
達成が早いプレイヤーほど点数が高いシステム。

目標は「長城」「宮殿」「太守」の3種に加え、背景色が「黄色」と「赤」のものがあり、同色を達成することで得点が2倍、3倍となるため、どちらかの色を集中して達成した方が高得点になります。
(長城を1位で達成すれば3点、宮殿は4点、太守は5点。もしすべて同じ色で1位なら(3+4+5)x3=36点)。

5ラウンドでゲーム終了。1ラウンド6手番なので計30回のアクションを行うことになります。
端折りましたが他にも細かいルールがあり、説明が終わった後は残り2時間半。
「複雑そうだし終わるのかな……」という不安が巻き起こります。
特にしのぽさんはお疲れ気味な感じでした。


第29回偽エッセン会_8
しのぽさんが黄色、私が紫、ひだりさん赤、たる田さん青でスタート。
色々なところで点が入るので何をやっていのかイメージしづらく、「何すればいいの?」「分からん!」が皆の口癖に。

私は取りあえず共通の目標を狙う作戦……というかそれしか思いつかない。
点が高い太守を狙いたいですが、そのためには3色の高官を同じ地域に集めなくてはなりません。
まともにやると配置に3ターン、太守任命に1ターン。手番かかりすぎ!
かと言って、宮殿や長城を作るにも労働者が必要でそれ以上の手間がかかりそうです。
これ本当に目標3つなんて達成できるの……?

やはり、ここは個人ボードにカードを配置して特殊能力を利用するしかないでしょう。
6枚中5枚をボードに配置、特殊能力は「労働者の雇用」と「高官の配置」に集中させました(上写真)。
周りを見てもこのラウンドは全員が手札5枚以上を配置する種まき段階でしたね。

ここで端折った部分の補足説明その1。
同じ地域に配置できるカードは3枚まで。つまり全部で配置できるのは3x5地域=15枚です。

補足説明その2。カードを配置すると、その種類に応じた「統一コマ」を獲得します(八角形。色はカードと同じく、文字=アイボリー/通貨=橙/法律=茶)。
配置する「位置」が1枚目だと1つ、2枚目だと2つ、3枚目だと3つ貰えます。


第29回偽エッセン会_9
ラウンドの最後に統一コマ「文字/通貨/法律」をそれぞれ比較し、一番多く所持しているプレイヤーはコマ全てをストックに戻すことで「高官の配置」や「建設」などの追加アクションを行う権利を得られます。
ラウンドごとにアクション内容が異なるので、権利をあきらめて次のラウンドに貯めることもできますよ。

上写真が追加アクションの表。
前半は高官の配置が多く、後半は太守や建設のアクションが多いです。
文字(アイボリー)、通貨(橙)、法律(茶)の順に強い感じ。
スタートプレイヤーもこの表で決まりますが、このあたりは説明省略。

1ラウンド目は、私が法律(茶)のコマが一番多かったので、表の左下にあるアクション「地域1に灰色の高官コマ2つを配置」をすることができました。


第29回偽エッセン会_10
2ラウンド目の様子。
私の個人ボード上のカード特殊能力を整理すると
・「労働者の雇用」アクションで、4得点、高官コマを2マス移動、地域5の反乱値(下記)を1つ減らせる
・「高官コマを配置」アクションで、労働者タイルを1マス移動できる、地域2に白高官を配置
・「太守を任命」アクションで、任意の反乱値を1つ減らせる

「労働者の雇用」で労働者タイルを獲得できるのは「労働エリアに高官がいる地域」で、現在は地域1だけ。
色々な地域に労働者を送る必要があるのですが、これは特殊能力で何とかする構想です。
(ボード左下にあるハンマー絵柄のタイルが労働者タイルです)。

端折った部分の補足説明その3。
反乱値は地域ごとにあり、レベルを黒キューブで示します。
労働者の雇用やカード配置でレベルが上昇し、高くなるとその地域に宮殿を建てられなくなったり、配置したカード能力が使用不可になります。
よって反乱を減らせる能力は重要!

失敗したのは地域5の「労働者の雇用」で反乱値を下げる能力。
一見良さそうですが、この能力アイコンには下矢印があり、その地域しか反乱を下げることができません。
この場合は地域5ですが、労働者の雇用を行っている地域1に配置すれば良いのは明らか。
矢印を見逃していました。

ただ、高官の移動能力で、地域3に「白、灰色、赤」3種の高官をそろえたのは良い感じです。


第29回偽エッセン会_11
前述の3高官をストックに戻すことにより、メインボード上の地域3に待望の太守を置くことができました。
地域3の太守は、赤/黄どちらの共通目標にもあったので早めに取れて良かったです。

更に太守はその地域の反乱値がリセットされ、「高官の配置/高官の移動/4得点」のいずれかを(先着順で)追加アクションできるという素晴らしい特典が。
当然、私が選ぶのは「高官の配置」。

ちなみに太守はコマが座禅した人に似ているのと、反乱が納まるため、皆からは「大仏」と呼ばれてました(用例:「大仏アクションする」「大仏降臨させます」)。

ブログを読んだ妻談「なんで太守置くと高官3人いなくなるん?」
私「遊戯王みたいに3人を生贄にして太守を召喚してるんだよ、もしくは三体合体」(→国に優秀な人材を提供してるのだと思います。)


第29回偽エッセン会_12
さきほどの「高官の配置」アクションで地域2に赤い高官を配置し、また3色セットを作ります。
このような能力の連携が決まると気持ち良いですね。

地域3の3枚目に配置したカードは「労働者の雇用」で地域3に労働者タイルを追加。
これはかなり強力で終盤まで活躍してくれました。

地域5の2枚目に配置したカードは、「太守の任命」アクションで、好きな「統一コマ」を1つもらえる。
ただ「統一コマ」はストックが各12個しかないので、誰が抱えていれば獲得することができません。
せっかくの能力なのに、前手番でちょうどストックがなくなり「何ももらえない!」という状況が頻繁に起こってました……ぐぬぬ。


第29回偽エッセン会_13
3ラウンド終了時点。ちょうど半分終わったところのボード状況。
私は前述した太守2人と、左上に長城を建てました。

長城を建てるエリアは6箇所あり、建てるとゲーム終了時に条件を満たすことで得点が入ります。
私が建てたのは「1つの地域に同じ色のカードを2枚以上配置すると1点」。

長城にはそれぞれ1~3の場所があり、2、3に建てるとx2、x3など効果が倍増します。
私が建てたのは「3」なので「1つの地域に同じ色のカードを2枚以上配置すると3点」です。

建てるには労働者タイルを支払う必要がありますが、1は「任意の地域1つからタイル1枚」、2は「任意の地域2つからタイル1枚」、3は「任意の地域3つからタイル1枚」と条件が厳しくなります。
つまり大きい長城は建てるのに時間がかかりますが点が大きく、小さいのはその逆ということですね。

また誰かが建てた場所には他のプレイヤーは建てられないので、ここでも早い者勝ちがあります。
周りを見ると、他に「同じ色のカードを2枚以上配置」を狙っている人はいなそうでしたが、念のため早めに陣取ることにしました。


第29回偽エッセン会_14
ひだりさんの個人ボード。
反乱値を消す能力が多いのが特徴で、他の能力もバランス良く配置してある感じ。
労働者タイルを貰える能力を地域5に配置してありますが、これは中央に置けば良かったと後で仰ってましたね。


第29回偽エッセン会_15
しのぽさんの個人ボード。「高官の配置」で発動する能力が多い印象。
「長城を建てると配置した茶色のカードごとに1点」という能力もあります。

共通目標のルールを勘違いしていたようですが、それでも十分な点数を得ていたので、目標以外にも勝ち筋はあるのでしょうね。


第29回偽エッセン会_16
たる田さんの個人ボード。
労働者タイルを得たり移動したりするカードを全然引けず、建築に苦労していたようです。
よく見ると労働エリアにいる高官の数が凄いですね……。
労働者の獲得はこのゲームのキーポイントの1つですね。


第29回偽エッセン会_17
4ラウンド目。次は宮殿の建築を狙います。
宮殿は該当地域2枚と、隣接地域1枚の労働タイルが必要ですが、今こそ貯めこんだタイルを使うとき。

でも、その前に地域4に「宮殿を建てると地域4に赤高官を追加」カードを配置しておきます。
地域4にはすでに白と灰色の高官がいるため、地域4に3色高官をそろえたい狙いですね。
3枚目のカード配置で茶の統一コマも3枚手に入りますし。


第29回偽エッセン会_18
少し後のメインボードの様子。
地域2,3で宮殿を建築し、地域4にも太守を配置して共通の目的を達成していきます。
宮殿を建てると、大きな統一コマ(普通の3枚分)も得られるので、前と同じ茶色を集めることに。

最初はどのアクションも貧弱なので「こんなに建てられるのか……?」と不安に思っていましたが、特殊能力のお陰で段々とスムーズに進むようになってきました。
拡大再生産の醍醐味ですね。


第29回偽エッセン会_19
後は最後のラウンドで長城を3つ建築。

長城の目標達成は3位でしたが、太守と宮殿で1位。
これだけで30点なので、とても大きかったです。

茶の統一コマがあったため、ラウンド終了時の追加アクションで長城をもう1つ建てて終了。


第29回偽エッセン会_20
ゲーム終了のメインボードの様子。
20点以上の差で勝つことができました。他の方は横並びなので共通の目標がポイントですかね。

細かいミス以外は全ての歯車がかみ合っていましたし、今年はもうこんな快勝はないんじゃないですかねー(まだ2月)


第29回偽エッセン会_21
最終的な個人ボード。珍しい大勝なのでいい気になって127点の割合を記します。
・共通の目標 30点
・労働アクションの能力 20点
・長城(同じカード2枚配置) 15点
・長城(灰の高官) 15点
・長城(基準点-反乱値) 3点
・長城(反乱値が0の地域) 4点
・長城(配置カード3色セット) 8点
・宮殿 20点
・太守 12点

ほぼ完璧と言いたいですが、最後の1手番で余ったカードは無駄捨てせず、残った1労働タイルで長城を建てれば、他色の目標を達成して7点入ってました。詰めが甘い……。


序盤の進み方から「時間ぎれ終了だろうなぁ」と思っていましたが、手札がラウンドごとに配られるため、先読みできない分長考は少なめ。2時間ちょっとで余裕を持って終わらせることができました。
1回通すと見通しが良くなるタイプのため慣れればサクサク進められそうですし、ルールの分量と比べると比較的に軽いゲームだという感想です。

序盤は先行きに戸惑い、重ゲーっぽい割にはカード運も大きそうなので正直「微妙だな」とすら思っていたのですが、これならば納得。
私のように長期的展望を睨みつつ、ラウンドごとの手札でやりくりするのが好きなら合うと思います。
自分との戦いのウェイトが大きい分、陣取りやカード数字の邪魔などの要素が多い割に殺伐とならないですし。

欠点としては序盤の動きが少なく地味なところと、多人数でないと微妙そうなところ。
後、ルール説明は大変そうで、インスト泣かせでありますね(たる田さん、ありがとうございました)。
当記事も妻から「意味が分かりづらい」といくつも修正要望ありました(汗)。

戦略的には労働者や高官アクションに関わる特殊能力が強いですが、小さい長城を早く建てきる速攻もいけそうな気もするので次回があったら試してみたいです。宮殿で発動する能力だけはイマイチそうですが、何とかする方法あるのかな……。

メインボードでの陣取りや、カード配置して能力発動という点ではデウスと似ている気もするのですが、どうなのでしょう?(ひだりさん的にはそれほど似てないということですが)
こちらも機会があれば遊んで比較してみたいですね。
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