旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
第28回偽エッセン会(平日夜ゲーム会)
2015年02月17日 (火) | 編集 |
第28回偽エッセン会
新年初の偽エッセン会レポート。今年もよろしくお願いいたします。
まずは目標通り、遅刻せずにフロチャート到着しました。

表題写真は「Epic Resort(エピックリゾート)」。
ファンタジーの世界で、英雄たちも訪れるリゾート地を運営するというユニークなテーマです。
当然、モンスターの襲来もありますよ!
他にはチーパスゲームズの手軽なカードゲーム「Pairs」を遊びました。

尚、今回からクリック表示の拡大写真を大きくしてみました。
前のサイズより細部が見やすくなったのではないでしょうか。

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
第28回偽エッセン会_1
今回の食事は和風タコライス。
しっかりとした辛みが、たっぷりの野菜やチーズにマッチしていて食が進みます。
おまけとして撮っていた料理写真ですが、なぜか妻に好評なので今年も続けます(笑)


Epic Resort(エピック リゾート)
第28回偽エッセン会_2
冒頭で書いたとおり、プレイヤーはファンタジーの世界でリゾート地を運営します。

各自は山札を持っており、まずはラウンドごとに5枚のカードを手札として引きます。
これらは従業員を示しており、キャラクターにより異なる能力を持っています。

写真のカードはストリートパフォーマー。
使うことで「客を呼び込む(客引き)パワー」を上げたり、交換で他の従業員を雇用する能力があります。

使用したカードは捨て札エリアに置いておき、山札のカードを使い切ったら全てをリシャッフルして再利用が可能となります。いわゆるデッキビルディングのシステムですね。


第28回偽エッセン会_3
最初のリゾート地はビーチとtiki hut(小屋)の2枚のみ。
手札から従業員を配置することで運営でき、必要な人数はカード下に描かれた「W」マークで示されています(ワーカーの頭文字なのでしょう)。ビーチは1人、tiki hutは2人。
人員として使えるのは、上に「W」がついたキャラクターカードのみです。

リゾートカードの左上に置いてある人コマ(ミープル)は滞在客で、多くいるほどラウンドごとの収入が上がります。少ないと逆に「客引きパワー」がアップ。
上昇する値はミープルの置いてある右隣マスの数字で、黄色マスが収入、青マスが客引きパワーとなります(ゲーム全体で黄色がお金、青アイコンが客引きと統一されています)。

従業員を十分に配置できないと、不足分だけ客が帰ってしまう(減る)ので、「W」マークのある従業員をデッキから安定して引けるかは重要ですね。

カードの右下にある「パラソル」や「肉」のマークはリゾートの種類。
tiki hutは食事を提供してくれる場所のようですね。

リゾート地はお金で購入することができ、3つまで置くことができます。
すでに3つある場合は既存の場所を上書きしますが、今まで購入したリゾート地は全て得点になるので、できるだけリゾートは開発しておきたいところです。


第28回偽エッセン会_4
上写真の右に並んでいるのは、特殊な能力の従業員たち。
雇用能力のあるキャラクターと、お金を支払うことで自分の手札とすることができます。
ただし、誰かが雇うとロックされ、次のラウンドまで同じキャラクターは雇うことはできない早い者勝ちです。

左に見える楽しげな人々は客カード。
港(Dock)の山札から毎ラウンドやってくるので、客引きパワーを消費して自分のリゾートに引きこみます。
カード下のミープルマークの分だけリゾートの人が増えますが、客によって趣向があり、「肉」マークのリゾートなら2人増えるといった特色もあります。
しかし港からは客カードだけでなく、「Attack!」という赤いカードもあり……。


第28回偽エッセン会_5
これが引かれるとモンスターの来襲イベントが発生します!
モンスターは攻撃力があり、その分だけリゾートの客を食ってしまいます。恐ろしや。

次に攻撃するモンスターの種類は見えているのですが、「客が多いリゾート」「お金を一番持っているリゾート」「スタートプレイヤー」など襲撃する条件があるで、これに当てはまらないように立ち回るのが賢いですね。


第28回偽エッセン会_6
モンスターを退治するためにはヒーローをリゾートに呼ぶ必要があります。
ヒーローも客カードと同じく港からやってきますので、客引きパワーで招き入れましょう。

ただヒーローも休暇でやってきているので最初のHP(体力)は低めで、モンスターと戦わせると更にHPは減少、死亡の危険すらあります。
休ませて体力を満タンにするとリゾートから去っていくと同時に得点になるので、戦わせるかどうかは考えどころ。


第28回偽エッセン会_7
ゲームスタート。私がスタートプレイヤー(港湾管理人)です。

手番にアクションとして行えるのは、「リゾート地を購入」「新たな従業員の雇用」「客・ヒーローをリゾート地に呼び込む」のうち、いずれか。
手札(従業員)の特殊効果はフリーアクションで自由に行うことができます。

上記3アクションができない場合はパスとなり、それ以降行動できません。
最初にパスしたプレイヤーは次ラウンドのスタートプレイヤーとなります。
このゲーム、スタートプレイヤーは不利なためパスしないよう頑張った方が良い感じ。

私は取りあえず有り金をはたき、3番目のリゾートとして「HARVEST MARKET(果物市場)」を建設。
このリゾートには特殊能力もあり、ここでヒーローが戦うと体力が+1されます。

次に客引きパワーで、2人のお客を招き入れます。らっしゃい、らっしゃい。
客引きパワーはお金と異なりラウンドごとにリセットされて0になるので使い切らないと損。
早速、果物市場に1人を配置したところ……。


第28回偽エッセン会_8
ギャー!モンスターの来襲!
条件が「スタートプレイヤー(港湾管理人)」なので狙われるのは私のリゾート。
アタックカードで決まる襲撃場所は、さきほどの果物市場となりました。

敵は「pernicious pixies(悪質な小妖精)」。
攻撃力1の弱いモンスターですが、防衛手段がない我がリゾートの客はさっそく餌となりました。
うわぁぁ……。

このモンスターの特殊能力は「次のモンスターを呼ぶ」ですが、これは別のリゾートに行きました。
犠牲が1人で済んだのはラッキーでしたねー(段々と下衆な思考に)。


第28回偽エッセン会_9
前回は良かったですが、強いモンスターがきたらいくら客が訪れても意味がありません。
(こんな危険なリゾートに客がひっきりなしに来るのも凄いですが)。

対策としてドワーフっぽい戦士のヒーローを雇いました。
アックスを装備しているものの休む気満々なので、水着、浮き輪、ココナツジュースっぽい飲み物というトロピカルさです(笑)
しかし、攻撃力5という強さで、最初からHPも2あります。
特殊能力は「攻撃を受けた時、山札一番上のモンスターを捨て札にして、次のモンスターに入れ替える」。頼りになりますね。

見た目に合わせて……という訳ではないですがビーチで休ませます。
移動して他のリゾートも守れますが、1ラウンド1回なので客が多い所に配置するのが無難です。


第28回偽エッセン会_10
「Attack!」カードにはこのように連続で攻撃する「Dobble Attack!」というものも存在します。
最初のうち、こういうカードが出ていたため頻繁に襲撃があるのでは……と思いきや、意外と出ない時には出ないもので平和なラウンドも続いたりします。

言い忘れていましたが、ゲームの終了条件は「モンスターの山札が無くなるまで」。
山札はかなりの厚さなので、「これ2時間で終わるのかな……」という空気に。
ま、まぁ、間に合わない場合は親切な妖精さんが山札を半分にしてくれるでしょう(汗)


第28回偽エッセン会_11
取りあえず、私の戦略としてはリゾート地をアップグレードしていくこと。
デッキビルドと言えば、自分の山札を強化したくなるものですが、ぐっと我慢。
というか、従業員を雇うのにもお金がけっこうかかるため、有効かどうか迷っているうちに他の人に取られた結果なのですが。

しかし、この戦略は意外と悪くなく、高級なリゾート地は収入も大きいのです。
上写真の中央「Canopy Zipline」(天空のワイヤーロープ)はフルに客が入れば収入が6金!
従業員は3人必要ですが、これだけで2ターンに1度、リゾートを買い替えできる計算です。
このゲームの得点源はリゾート購入とヒーローなのでこれは大きい。

右の果樹市場はモンスターに襲われた後は閑古鳥で、客引きパワーを上げる専用の場所になっています。
寂れたリゾートを放置しておくのは実際どうなのよ、という気がしないでもないですが(汗)


第28回偽エッセン会_12
収入が安定したところで、従業員カードをやっと購入。
「Maitre D'」(支配人)は、「肉」マークのある場所では3人、「嗜好」マークのある場所では2人の従業員として活躍できます。

ちなみに左にあるカードは初期手札の「LAZY PEON」(怠け者)。
「捨てることでモンスターの襲撃を終わらせる」という素晴らしい効果がああります。
ん?、それはこの人を盾にしているじゃないかな……(小声)。

ただ、運営には何の役に立たないので、モンスターが来たらさっさと使うのがベストです。
デッキも圧縮できるし、一挙両得!
今回はモンスターが来たときに手札に持っているケースが多く幸運でした(ヒド)


第28回偽エッセン会_13
偶然、港にはヒーローのご一行、レンジャー、ドワーフ、ローグ(盗賊)、プリーストが。
後は魔法使いがいれば完璧なパーティーが組めますね。


第28回偽エッセン会_14
前ドワーフはリゾートを堪能して去ってしまったので、新たに私が引きいれたのはプリーストとTEMPTESS(誘惑者)。

プリーストの能力は聖職者らしく「モンスターが来たら戦う」。逃げることは許されません。
ただ、2ラウンドで体力回復してリゾートから去ってしまうので、戦う機会が少ないですが……。
私の時もそそくさとリゾートから退去して、手早く2得点となりました。

イラストを見るとサーフボードを持っているにも関わらず短期滞在なので、しのぽさんからは「丘サーファー」と呼ばれていました(笑)流石のネーミングセンス。


第28回偽エッセン会_15
もう1方のTEMPTESS(誘惑者)は、毎ラウンド客引きパワーを1上げる能力もさることながら、リゾートから去る時に4得点も入ります。
よって、モンスターが来ても戦いません!客が食われることよりもヒーローを満足させることが重要。
まったく、名前の通りなかなかの悪女ですねぇ(実行しているのは自分です)。

さて、最終ラウンド間近。
あれだけあったモンスターの山札もいつの間にか尽きかけて、無事終わりそうな雰囲気。
従業員もヒーローも全てなくなり、リゾートも11金以上の高級リゾートが残っているのみ(安いリゾートの方が得点効率が良く、買いやすいので先に無くなるのです)。
これを買えるかどうかで勝負が決まりそうです。

しかし、ここにて「Two-head Giant」という2回攻撃をする強敵が!
条件は「もっともヒーローが多いリゾート」で、私とひだりさんが該当しますが、その場合はスタートプレイヤー(しのぽさん)に近いひだりさんが狙われます。


第28回偽エッセン会_16
その猛攻で、ひだりさんのリゾートは客が食われまくるという惨状に……。
くわばらくわばら。

尚、今回はしのぽさんがめぐりあわせでスタートプレイヤーになることが多く、嘆かれていました。
スタプレを交代すればお金がもらえるというメリットがあるのですが、モンスターに襲われやすいデメリットが大きいので皆が回避していたのです。
10回近く連続でやってましたっけ……スタプレ地獄。
そのため、しのぽさんの次に座っていたひだりさんがとばっちりを受け、一番遠いたる田さんにはほぼモンスターが来ないという展開に。


第28回偽エッセン会_17
私は最終局面で10金しかない時に、10金リゾートの「ISLAND REGATTA」がめくられて購入できるという幸運(高級リゾートは11金が多いのです)。
次のターンでもう一つリゾートを買えれば!と思いましたが、この前に最後のモンスターカードがめくられ、あえなくゲーム終了となりました。


第28回偽エッセン会_18
結果は36点!しかし、たる田さんに1点及ばず残念。
まぁ、今回は恐縮ながら「待った」をしてしまったので(リゾートを買い忘れてパスしてしまった)、その点ではほっとしたところも。


テーマや雰囲気が独特で、アートワークも好みで遊んでいて楽しかったです。
モンスターの襲撃はハプニングのような場合も多いですが、襲われにくいように立ち回ることも重要ですし、大味に見えて手札やリゾート能力で戦略も立てられるところも好印象です。

プレイ時間がちょっと長いため、後半はヒーローや従業員カードが品切れになり、やることがなくなってダレていったのはちょっと残念ポイントでしたかね……。
デッキビルドにしてはカードの連携があまりないので、そのあたりは地味かなーとも思いましたが、今回は基本セットの従業員でやったので、他のキャラクターを使えばもっと展開がダイナミックになるかもしれません。
ヒーローが逃げるのは好みが分かれそうで、もっと戦って勝利点を得たいという気もしますが、それだと普通のファンタジーになってしまうかな。

とにかく、このテーマ付けで半分ぐらいは面白さが保障されており、雰囲気もバッチリなので、これを読んで気になったら十分に遊ぶ価値はあります。
デッキ構築部分で戦略の幅がもっと広がるようなら、もっと評価も上がりそうですね。


Pairs(ペアーズ)
第28回偽エッセン会_19
チーパスゲームズによる「プレイ時間5分、対応人数2-8人」のカードゲーム。
キックスターター発で「ゴブリンポーカー」などいろいろなバリエーションが存在しますが、今回は基本ゲーム。

カード構成は「1」は1枚、「2」は2枚、……「10」は10枚という塩梅。
山札から1枚づつ自分の前に置き、同じ数字がでたらドボン。前にあるカード全てが失点になります。

山札から取らずに降りることもでき、その場合は全員の場にあるカードのうち一番低いカードを失点として受け取ります。
4人の場合、誰かの失点が16点になったらゲーム終了です。

手軽ですが、大きい数字の時にあえてギャンブルで取りに行ったり、場に低いカードがあったら「これで良いか」と降りたり、短い時間にも盛り上がりがありました。
瞬発力のあるチーキーモンキーという印象ですね。
2回遊びましたが、もっとだらだらと長く遊んでいられそうな魅力があります。


以上ですが、今回もカメラ(Pentax Q10)のフォーカスが挙動不審となり、ピンボケ写真が多く苦労しました。特にペアーズなどは1枚だけ何とか使えるものがあったという感じ。
他の場所では大丈夫なので、照明などの都合ですかね?
後継のQ7を買ってしまったので、次回はこちらで試してみようと思います。
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