旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第27回偽エッセン会(平日夜ゲーム会)
2014年12月08日 (月) | 編集 |
第27回偽エッセン
12月。今年最後の偽エッセン会レポートです。
前年はたる田さん宅で1日かかりの大偽会をしたのですが、今年は皆忙しいため通常運転です。
と言うか、私も遊んだゲームが多いとブログ書いてる暇が……早く楽になりたいものです。

そんな慌ただしい1年を象徴したかのように、今回は私が1時間ちょっとの遅刻。
よってグラスロードは見学のみです。
おまけに写真の設定を間違っていたため最後の4枚の写真はイマイチ。
せっかくの美しいゲームなのにすいません。

表題写真はもう一つの遊んだゲーム「枯山水」。
石膏で作られた立体の石駒が写真映えするうえ、侘びさびな感じが年末っぽいですね。

詳細なレビューが載っているひだりさんブログも合わせてどうぞ!
 ひだりの灰色:第27回偽エッセン会

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
第27回偽エッセン_1
今回は先客があったため、いつものテーブルではなく奥の席に。
前は小さなガラステーブルだったので狭いかなと思っていたのですが(第9回参照)、いつの間にか少し大きな木製テーブルになっていました。
こちらの方がボードゲームを遊ぶには良いですね。
(※大きなボードを使うことが多い私たちのために準備してくださったようです。ありがとうございます!)

グラスロードを見学している間、久し振りのなごやんピッツアを食していました。
赤味噌とチーズ、そして海老フライが不思議と合う一品です。


グラスロード(Glass Road)
第27回偽エッセン_2
今年、多くのタイトルが日本で発売されたウヴェ・ローゼンベルグの新作の一つ。
資源を集め、自分の敷地に建物や自然を作って得点を獲得する拡大再生産、というところは良くあるゲームなのですが、メインのシステムがバッティングというのが変わっています。

各人は「資源として木を得る」「建物を建てる」など能力が異なる15枚セットの職人カードを持っており、その職人カード1枚には「森エリアの分だけ木を得る」「3個木を得る」等の2種類のアクションが書かれています。

ラウンド最初にそれらの職人カードから5枚を手札として取り、そのうち1ターン目で使用する1枚を全員が伏せて選択。
スタートプレイヤーから使用カードをオープンして、他プレイヤーの手札(残りの4枚の方)に同じものがなければ、2種類のアクション両方を実行できますが、あれば1つしかできません。
このとき手札に同じものを持っていた他プレイヤーも(自分の手番でなくても)その場でカードを出してアクションを1つ実行。
これを3ターン繰り返して1ラウンド終了。3ラウンドで決着します。

まとめると手札5枚のうち自分のアクションとして選択できるのは3枚で、これは相手と一致させない方が有利。
残りの2枚は相手と一致させた方がアクションする機会が増えるので基本的には有利となります。

ただアクションはその都度で実行するため、「資源の木を手に入れてから、それを使って次に建築!」と思ったら、建築アクションが他プレイヤーに先に使われる→同じ手札を持っている自分も実行→資源がないのに建築アクションを実行したので空振り!という悲しいことも起こりえます。

そのため相手の盤面を良く見て「何のアクションを選ぶか」はよく考えなくてはなりません。

第27回偽エッセン_3
また、資源のうちガラスとレンガは、他の下位資源を1つづつ組み合わせることで作成できる上位資源なのですが、材料が揃うと勝手にガラスとレンガに変換してしまう(職人が勝手に作ってしまう?)のもユニークなところ。

それを再現するために写真の資源管理ダイヤルを使っているのですが、「勝手に作られる」を実現するため、下位と上位の資源数を示す針が連動して動くのが本当に便利ですね。
ルアーブル内陸港といい、最近のウヴェ作品のシステム効率化へのチャレンジはアイディアに満ちています。

見た限り、この「アクションのバッティング」と「資源の自動変換」をコントロールしたり、できなくてハプニングが起きたりするところが面白ポイントで、ゲーム中もとても賑やかに会話が行われていました。
ハプニングを避けるために「資源を他のものに変換する建物」で安全を追うことできますが、あくまで相手を読む、または賭けるなどの戦略を選ぶこともでき、シンプルながら展開の多彩さにも寄与している骨太なシステム。
ちょっと見た目が地味ですが、これは素晴らしいですね。

運が悪いと落ち込んだまま終わる可能性もありそうですが、1時間ぐらいで納まりますし、凝縮された「遊んだ感」の満足度も高いように思えました。
きっちりマネジメントが好きな人には不向きそうなので、妻にはどうかなーと思うところはあるのですが、日本版としての出来も良いですし、機会があったら手に入れておきたいタイトルの一つですね。

ちなみにゲームはたる田さんが得点を取れる建物を無駄なく建てて、勝利していましたよ。


枯山水
創作ゲームコンテスト『東京ドイツゲーム賞』で大賞を受賞した話題の作品。
プレイヤーは禅僧となり、美しい枯山水を作ります。

枯山水は池や小川などの水を用いず石や砂で山水の風景を表現する庭園様式。
主に禅宗の寺院を中心に文化として根付きました。

基本ルールはタイルを1枚引いて自分ボード(庭)に配置するということを繰り返すシンプルさ。
石を取得するには“徳”というパラメータを消費する必要があり、その石を配置するには庭にいる禅僧コマを移動させなくてはなりません。
また“徳”は不要なタイルを引いた時に廃棄したり、相手の引いたタイルを強奪することにも使うことができます。
引いたタイルを他プレイヤーに渡す(譲渡)することで、徳を上げることもできますよ。

タイルの並びや石の配置によって得点が入り、一番高得点の人が最高の庭師となります。
(詳しいルールはNewGamesOrderさんの公式HPで公開されているので参考にしてください)。

第27回偽エッセン_4
ゲーム進んで、中盤のひだりさんの庭。
渦のある砂タイルを多く引き、その絵柄を合わせるのに苦労していました(砂の紋様や苔の絵柄が合わないとマイナス点なのです)。
それでも廃棄や譲渡をせずに横に広く配置することで見事に凌いでいき、逆に相手の譲渡を受け入れることで早いペースで庭を作成しています。

尚、庭にいるポーンが僧侶コマ。
基本、この人がいる“縦の列”にしか石を置くことができません(徳を最大6まで貯めれば自由配置は可能)。


第27回偽エッセン_5
一方、私の庭。
前に妻と2人で遊んだ時、廃棄や譲渡をほとんどせず点数が伸びなかった反省からじっくりとタイルを選んでいたのですが、この時点でひだりさんとタイル5枚の差ができてしまっています(汗)

特に一番上の段にある苔に合うタイルがほとんどないため膠着している状態。
私のゲーム中1回だけ使える能力(人物カード)は「善阿弥」。タイルを追加で2枚引けるのですが、ここに合うタイルは残念ながら引けず。
このままでは居残りで枯山水を作ることになってしまいます(このゲーム、全員がタイルをすべて埋めるまで続くので、最後の人は孤独にタイルを引き続けるはめになるのです)。
休み時間中もクラスで一人、課題をやっている人のような焦燥感が……。

ちなみに、善阿弥は「河原者」という被差別身分ながら足利義政に重用され、慈照寺銀閣などの庭を手がけた人物ということです。


第27回偽エッセン_6
たる田さんは他人の欲しいタイルを多く引いたため譲渡を繰り返し、常に徳が高い状態(譲渡は徳が+2)。お偉い坊さんとして、皆に崇められます(笑)

大きい立石は徳4の消費が必要ですが、たる田さんは2つも購入してドンドンと並べていきます。
一番上の列に大きい立石を2つ並べると「蓬莱山」という高得点(10点)な役。
石は縦横に隣接して配置することができないのですが、苔タイルの上に置くことで可能になるため、タイル並びも考慮が必要な難しい役ですね。

盤面を見ると、渦模様を大きな円形にすると高得点な「渦ボーナス」があるのですが、4枚で作るところ3枚の中途半端なところで他のタイルを置いてしまっています。この時点ではあきらめたのかと思っていのたですが……。

尚、ボードの右下には「保管場所」エリアがあり、引いたタイルを置きたくないときに1枚だけリザーブして後で配置することもできます。


第27回偽エッセン_7
しのぽさんの庭。
斜めに3つ石を並べる「斜め置き」は7点です。
また一番下の列は砂の文様や石が左右対称になっており、「対称性」ボーナスの5点も入ります。
個人的に今回、一番美しい庭ですね。

私と欲しいタイルがかぶっていたため、「強奪します」「うわー」ということや、その前に譲渡したりすることが多く起こりました。

しのぽさんの人物カードは「金森宗和」。徳を4上げるという、いつ使っても変わりなさそうな能力なので、序盤で使われていました。
金森宗和(金森重近)は江戸前期の茶人で、茶道宗和流の開祖です。


第27回偽エッセン_8
たる田さんの人物カードは「小堀遠州」。安土桃山から江戸前期にかけての大名で、茶人、建築家、作庭家でもあります。

その能力は「置いたタイル2枚をを入れ替える」!
これで先ほど、3枚で未完成になっていた円形の渦を完成させました。
なるほど、これを狙っての作庭だったのですね。流石です。


第27回偽エッセン_9
一方、私の庭はこんな感じで、さえない感じ。
左下2枚の渦を逆にしていれば渦ボーナスを得られたなど、細かいミスも見られます(一応弁明すると左右対称を狙っていたのです!)。
タイルを引いて、徳を溜めるだけなのに、これだけ差がつくとは無常なり。


第27回偽エッセン_10
そんなことしているうちに、ひだりさんの庭園タイルがすべて埋まりました。
このあともゲーム終了まで座禅で徳を上げたり、石を廃止することはできるので、まだ庭造りとしては完了ではありませんが、早い、早すぎる!


第27回偽エッセン_11
一方、たる田さんは立石(大)をさらに重ねてダブルの蓬莱山。
あまりの貪欲な光景に美しくないとブーイングが起きていました(笑)

たる田さん的には余裕があれば更に立石(大)をもう1つ重ねたかったようです。
完成していたら、まさに「ぼくのつくったさいきょうのにわ」!


第27回偽エッセン_12
各人の庭が完成。まずはひだりさん。
このゲームには「名庭園カード」というものがあり、その指示通りに石を配置すると高得点というものがあります(いわゆる目標カードですね)。
写真に見えるのは「頼久寺」。足利尊氏が建立した安国寺で、先に名前の出た小堀遠州の作庭とのことです。

この目標もクリアし、砂も1箇所の乱れ(-2点)があるものの、多数の渦を上手くまとめました。
置いてある石の種類も豊富で目に麗しく、特に真ん中の縦列に2つある臥石(6点)、最下段の舟石(3点)、右下の赤い石2つによる桂馬置き(5点)がポイント高いです。


第27回偽エッセン_13
しのぽさんの庭。目標もクリアし、斜め置き、左右対称ボーナスも獲得。
砂タイルの乱れもなく(7点)、空間の広い心の落ち着く庭ですね。


第27回偽エッセン_14
自分の庭。目標はクリアして、苔が多い(1つにつき2点)という利点があるものの、最後まで欲しいタイルが引けず1箇所の苔の乱れになってしまいました。
船石、桂馬置きはあるものの、こじんまりとした感じになってしまい最下位です。


第27回偽エッセン_15
たる田さんの庭は、最初から目標は無視したものの、ダブル蓬莱山、桂馬置きがそれを補って余りあります。
石の派手さだけが目を引きますが、砂の乱れもなく、大きな渦ボーナスも取得、砂だけで作る四角エリアが広いというプラスポイントも率なく取得し、ツウだけがわかる小技が効いた庭になっています。

当然の1位ですが、思ったより2位ひだりさん、3位しのぽさんとの差は少なく、大石だけの勝利ではないことが分かりますね。


繰り返し何度も遊びたい!という感じではないですが、時たま無性に庭作りをしたくなるナイスゲーム。
価格は高いですが、コンポーネントの満足度も高く、本当に買って良かったです。

内容も手堅くまとまっており、徳の存在が単調になりがちなタイル配置の良いアクセントになっています。
「強奪」は強力ですが、取られる前に譲渡して徳を上げたり、取られそうな相手の徳が低い(「強奪」できない)特に配置したりと有機的に戦略にかかわってきますし、それにより会話が生まれるのも◎。
テーマや見た目だけが取りざたされますが、それを生かすシステムになっていると感じました。

欠点としては得点システムの複雑さで「桂馬や斜め置きは石を重複できない」などの例外もあるので、これだけで説明の半分を要してしまいますね。ここがゲームの肝なので難しいところですが……。


以上、これで今年の偽エッセンは終了。
色々なゲームを遊ばせていただき、本当にありがとうございます。
本年は2回遅刻してしまったので、来年の目標として全ゲーム参加を掲げたいですね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。