旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
第25回偽エッセン会(平日夜ゲーム会)
2014年11月30日 (日) | 編集 |
第25回偽エッセン会
相当に遅くなりましたが10月分の偽エッセン会です。
早くもクリスマスモードになっている中野のアーケードを抜けつつフローチャートに向かいました。

遊んだのは表題写真の「ラ・グランハ(La Granja)」。
自分の農場を発展させるという一見よくあるタイプのゲームですが、面白い!という評判が波のごとく押し寄せてくるため、噂の発信源の人に遊ばせてもらいました。

詳細なレビューが載っている発信源の方のブログも合わせてどうぞ!
 ひだりの灰色:第25回偽エッセン会

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
第25回偽エッセン会_1
今日のフロチャは特別なメニューがあったため、その中から鶏汁きしめんとメンチコロッケを注文。
きしめんはあっさりとしたダシに平麺が絡む心地よい味わい、コロッケは油控え目な分しっかりと肉の味が楽しめる、どちらも美味しい料理でした。

ひだりさんが少し遅れたため、ゲームマーケットやエッセン新作の話をしながら待っていましたよ。


La Granja(ラ・グランハ)
プレイヤーは農場主となり、畑や設備を充実させて農作物や豚を育成。
市場で売ることで勝利点を得ます。1~4人用。

マニュアルによると、舞台は「マヨルカ島のエスポレス村近くにあるアルピチェ池のそば」。
なんというピンポイントな設定(笑)
マヨルカ島とはスペインのバレアレス諸島自治州にある地中海の島で、「ラ・グランハ」はスペイン語で「大農場」を示すようです。
スペインらしく、シエスタ(お昼休み)もゲームの要素として登場しますよ。


第25回偽エッセン会_2
このゲームの肝とも言える農場カード。
これを農場である個人ボードに挿し入れることで拡大していくのですが、同じカードでも挿す場所によって効果が異なります。
そのためカードの上下左右に異なる情報が書いてあることに注目。

・上部分は「荷車」。
 アイコンにある指定の品物を届けることによって、勝利点と交易品(他の品物と交換したり、追加アクションができるアイテム)を得ることができます。
 品物は「オリーブ、穀物、ブドウ、豚」の他に、2次産物としてオリーブや穀物を加工して作る「料理」、ブドウを加工する「ワイン」、豚を加工する「肉」もあります。

・下部分のテキストは「助手」。
 テキストに書かれた様々な特殊能力を得ることができます。

・右部は「増設部」。
 定期収入を増やしたり、荷物を運ぶ量を増やしたり、豚の飼育場所を広げたりすることができます。

・左部は「畑」。
 オリーブ、穀物、ブドウを育てる畑を作ります。

私の初期手札は上記の4枚。
ルールを聞いたときは、「豚だ!スペインといったら豚を育てて勝ちたい!」と思ったのですが、残念ながら初期手札には豚小屋の増設部はなし。
ちなみにスペインの豚ブランドと言えばイベリコですがマヨルカも有名だそうです。


第25回偽エッセン会_3
最初に個人ボードに2枚のカードを挿すことができるのですが、どれを選ぶか熟考。
作戦としては、できるだけ得点の高い「荷車」を出荷するか、逆に低い「荷車」をたくさん運ぶかになりそうですが、高い方は豚が必要な荷車しかないので難しそう。
かと言ってせっかくの6点(最高点)である荷車カードを穀物畑として使うのは勿体ないです。

助手の部分を見ると「荷車運転手」が「1金かかる追加輸送が1回タダになり、しかも逆に1金入る」というのが魅力的。
ただ、この助手カードの「荷車」部分を見ると、豚なしの作物3つで3点という簡単さで、助手として使うと今度は手軽な荷車がなくなってしまいます。
いまいち手札の食い合わせが悪い……。

仕方ないので、軽い荷車は諦め「荷車運転手」を助手として採用。
このゲームは何かとお金がかかりますし、また足りない作物や豚はお金で買うこともできるため、お金が重要だと思ったのです。
もう1枚は、荷車はまだ不確定なので保留にして、まずは余っているカードを「穀物」の畑として挿しました(上写真)。
6点荷車の内訳は「ブドウ」「料理」「肉」「豚」なので、「穀物」を「料理」に加工して使う予定です。


第25回偽エッセン会_4
これがメインボード。
中央に並んでいる六角形のマスは「市場」で、各プレイヤーのコマを配置します(今回は赤=ひだりさん、青=たる田さん、黄色=しのぽさん、緑=私)。
六角形マスには3~6の数字が書いてあるのですが、これは「荷車」で輸送を行うことで、同じ点数のマスにコマを追加で1つ置くことができることを示しています。荷車で運んだ品物を市場で売るということですね。
このコマの個数がラウンド終了時に勝利点になるので(3個置いてあれば3勝利点)、できるだけ輸送は早めに完了させておいた方がお得です。

ならば、点数が低い荷車を繰り返してコマをたくさん置いた方が得では……と考えるのですが、点数が高いコマが置かれた時、周囲にある低得点コマが排除されるというルールがあるため、そう上手くはいきません。
点数が高い荷車は難しい分、相手を排除できる上、長期に渡って勝利点になる(排除されにくい)強いコマになるということですね。
高額な商品は安い商品に淘汰されずロングセラーで売れ続けるというイメージでしょうか。


「市場」の周辺にある、6つの四角マスは「建物」で、個人ボードの「荷車」の代わりにこちらに品物を輸送することもできます。
こちらは「ラウンド数=得点」になるので序盤の点数は低いですが、「荷車」カードを個人ボードに挿す必要はありませんし、輸送を完了させることによって「定期収入が増える」「交易品が毎ラウンドもらえる」などの能力が建物に応じて手に入ります。


第25回偽エッセン会_5
収入フェイズでは、プレイヤー人数x2+1個のサイコロを振ります。
出た目によって「輸送ができる」「4金もらう」などの効果があり、スタートプレイヤーから1つづつ獲得。
残った1つのサイコロの出目は全員が恩恵を受けることができます。

たくさんのサイコロが並ぶ様はこのゲームの花形。
システム的にもどれを取るかで相手とインタラクションがありますし、出目の片寄りによって展開もガラリと変わります。

1ラウンド目は、写真のように「1」の「豚を得る」が大量に出たため、私にはラッキーな展開。
手番が最後だったにも関わらず農園に不足していた豚を得ることができました。
サイコロ運悪いのに珍しい!というか、振ったのはスタプレのたる田さんで、自分じゃないからか(汗)


第25回偽エッセン会_6
もう1つのサイコロは「5」。「製品の加工」か「昼寝ゲージを上げる(後述)」、を2回行うことができます。
今回はこれで、畑にあった穀物を料理に、豚を肉に加工しました。
畑の作物は収穫(取り除く)ことで次のラウンドでまた生えてくるので、毎回収穫しないと損です。逆に豚は2匹以上いると、毎ラウンド1匹増えます(その豚を置くスペースが必要ですが)。

加工はアクションではなくお金を使っても行うことができるのですが、畑は2金、豚は4金もかかるので序盤のお金がない状態では難しいですね。

ボードの中央にある緑コマは「交易品」。色々な品物や追加アクションと交換可能で、最初から1つ持っています。
交易品の真上にある小さなタイルは「屋根」で、ラウンドの最初に購入することができ、ゲーム中1回だけ使える特殊効果となります(購入数によって勝利点も入る)。

尚、このゲームのコマはみな同じ形なのですが、置く場所によって役割が異なる仕組み。
上写真の緑コマは左から「料理」「交易品」「肉」の扱いとなります。


次の手順は輸送ですが、各自持っている4枚の輸送タイルから秘密裏に1枚を選びます。
種類は「輸送4」「輸送3/昼寝1」「輸送2/昼寝2」「輸送1/昼寝3」の4枚。
輸送の数字は運べる品物の数を示します。

昼寝は何の役に立つかというと次回の手番順に影響し、よく寝て休んだ人からスタートプレイヤーになれるのです。
なかなか雰囲気にあって面白いシステムですね。

尚、1回使った輸送タイルはしばらく経たないと戻ってこないため。
使う順番を考えないと「4回輸送したいのに手元にタイルがない!」となってしまいます。


第25回偽エッセン会_8
私は「荷車」をボードに挿してないので、輸送することができません。
よってまずは荷車ではなくボード上の「建物」にお金を運ぶ目的で「輸送2/昼寝2」を選択。

写真の建物は総額で6金置くと、毎ラウンド3金がもらえる定期収入タイルが貰えます。
初プレイなのでお金がどれだけ必要が分からないのですが、これを取ればしばらくお金に困らずに農場拡張に専念できるぞ、という目論見。

しかし、ひだりさんもこの建物を狙っていたようで、輸送力を高めた上、一気に6個置いて何と1ラウンド目にタイルを獲得していったのです!
最初にタイルを獲得するとプラスの勝利点が貰えるのですが、これは先手を取られてしまいましたね。むむ残念。


第25回偽エッセン会_9
2ラウンド目の状況。
1ラウンド以降は基本1枚しかカードを挿すことができないのですが、今回は「カードを挿す」効果がある貴重な「2」のサイコロを得られたため、保留にしていた「6点荷車」と、新たにカードを引いて手に入れた「ぶどう畑」の2枚を農場に拡張。
昼寝して手番が早いのが幸いしました。

豚が1匹手に入る能力の「屋根」も買えたので、これで6点荷車の準備は万端です。
今ラウンドは「建物」にお金を運び「定期収入+3」タイルを得ることを優先しましたが、今考えると次のラウンドで「屋根」を買うのをやめてでも、輸送を先にした方が点数が伸びましたかね……。


第25回偽エッセン会_12
3ラウンド目に待望の6点荷車達成。
達成したカードは取り除かれ、また新しい荷車を置けるようになります。


第25回偽エッセン会_13
これで「市場」の6点エリアにコマを置くことができました。
隣接するたる田さんコマも1つ排除して、勝利点6+1点獲得です(排除したコマの分だけ追加点が入るのです)。
念のため書いておきますと、同じく隣接する赤コマ(4点)は私の後に置いたので排除されていません。

よく見ると、たる田さんはこの時点で「毎ラウンド交易品がもらえる」建物に輸送を完了していますね。
ここは交易品を3つ送らないと輸送完了できない難しい建物なので、かなり順調に進んでいると思われます。


第25回偽エッセン会_10
これはしのぽさんの農場、2ラウンド目の様子。
こちらは豚メイン。助手カードで豚を置ける場所が広くなり、繁殖を行っていました。
私にとっては羨ましい限りの農場ですが、後半は思うようなカードが引けず、悩ましい感じでした。


第25回偽エッセン会_14
こちらはひだりさんの農場。4ラウンド目の様子。
ボードの右側にカードを2枚差し、追加輸送を3回もできる農場になっています。
豚、畑、収入とバランス良く増設し、コンスタントに輸送を行っている印象。


第25回偽エッセン会_15
5ラウンド目の私の農場。
右側にカードが1枚もないので分かる通り、輸送力がなく豚も飼育できない農場になっています。
その代わり畑はオリーブ、穀物、ブドウが揃っていて万全。

弟子も2人追加していて「農夫」は勝利点を1減らす代わりにカードを1枚挿せる(1ラウンド1回)という強力な能力。
そしてもう1人は「餌やりメイド」。
なんと穀物を支払うことで豚と交換できるという願ってもない能力です!
穀物を罠にして野生の豚を捕えてくるとは、なかなかワイルドな萌えキャラですね(多分ちがう)。


第25回偽エッセン会_16
最終ラウンドになり市場争いも佳境。
低得点コマが取り除かれ、4点以上の高得点マスが残っている状況ですが、私(緑)は高得点ばかりを狙っていたので、4つ残せています。

輸送できる建物は「交易品3つ」「豚3つ」「作物6つ」「作物5つ+豚」の4箇所がありますが、交易品以外は豚不足や輸送力の関係で私には難しいものばかりですね。


第25回偽エッセン会_17
よって荷車で勝負するべく、通常の輸送ターンで6点を完成!
2つのコマも排除できたので8勝利点を取れたのは大きいです。

後は追加輸送でギリギリ左の2点荷車も輸送できそう。
交易品が3つあるので、本来ならこちらを建物に輸送した方が結果的に1勝利点高かったのですが、輸送力があと1つだけ足りない……!
最初に懸念していたお金の方は大量に余ってますが、お金を輸送力にすることはできないため、もっと早めに方向転換をすべきでしたね(汗)


第25回偽エッセン会_19
最後は残った作物や品物を全て換金し、更に勝利点に変換します(5金=1点)。
最終的な結果は73点!

ひだりさんは「トップは70点台のことが多いですねー」とと仰っていましたし、たる田さんもしのぽさんも「70点なんて難しくない?」という感じだったので、これは勝った!と思いきや……。

第25回偽エッセン会_20
数えてみるとたる田さんが75点で勝利(笑)!
私と同じ畑重視のスタイルですが、その3つは何とすべて「穀物」。
なぜなら助手であるビール醸造家の能力で、オリーブ、穀物、ブドウのどれにも変換できるのです。

早めに「毎ラウンド交易品をもらえる」能力を手に入れていたため、どのような状況でも安定して出荷ができる農場になっていたのも大きかったように見えますね。
私は輸送力が低いのが最大の失敗でしたが、たる田さんはしっかり最初のラウンドから追加輸送+1を増設したところも差が出たところだと思います。


元々、箱庭は好きなのですが、その中でも特筆すべき面白いゲームでした。
手札やサイコロによる不確定さを、展開の幅と取るか、読み切れないと取るかで好みは分かれそうですが、不測の事態を見越しながら運営していくのは、農業テーマとマッチしていて雰囲気を感じます。

とは言っても、交易品やお金による追加アクションでフォローできる部分が多いですし、特殊能力もあるのでアンコントローラブルということもなく、何とか計画が成り立つ絶妙なさじ加減ですね。
少なくとも序盤にままならなかった農場が次第に環境変化に強くなっていく様は楽しかったです。

ボードやコマも機能的でプレイしやすい点も感心しましたが、基本的にコマは1種類で、視覚的に寂しいのは箱庭としては訴求力には欠けますかね(特に妻へのアピールには)。
個人ボードにある生産物も、最終的には全て勝利点にするので「こういう農場を作った!」という満足度は薄いですし。

ただ慣れれば比較的短時間で終わりそうですし、2-4人どれでも遜色なく遊べそうなので気に入りました(尚、1人でも遊べます)。
世界で限定生産1000個というタイトルなので再販がないと入手は難しそうですが、また遊んでみたいですね。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する