旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
第11回偽エッセン会(平日夜ゲーム会)
2013年09月08日 (日) | 編集 |
偽エッセン11
もう9月になってしまいましたが、今更の8月分偽エッセン会レポート。
普段は重いゲームをメインに据えることが多い当会ですが、今回は軽いゲームを色々と遊びました。

メンバーはたる田さん、しのぽさん、ひだりさん、私の4人。
写真のぷりちーな猫ゲームは「キャットテン」です。

ひだりさんのブログも合わせてどうぞ!
ひだりの灰色:第11回偽エッセン会

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
キャットテン 
偽エッセン11_1
食事がくるまで軽く遊びましょうということで、ひだりさんがテンデイズに立ち寄って買ってきた「キャットテン」を出してもらいました。
鍋を模した丸型のカードとネコのイラストがとても可愛いです。
作者はすごろくやのオリジナルゲーム等で有名な居椿善久氏。

基本はバーストゲーム。
山札から好きな枚数のカードをめくり、描かれた数字の合計が10以内なら獲得、オーバーすると何も得ることができません。
そして写真のようにぴったり10になるとキャットテン!追加で10点の「猫鍋特盛」チップを貰うことができます。

また7以上の場合は、カードを得る権利を放棄するかわりにダイスを振ることができ、ダイス目の数字分だけ他のプレイヤーの獲得カードをババ抜き的に奪うこともできます。
タイトルの通り「ピッグ10」にインスパイアされたゲームとのことですが、内容はかなり異なりますね。


初回はみな高得点を狙いながらもバーストが続出する展開。
私もなぜか計ったかのように11でオーバーになる呪いにかかり、「あと1枚引けば…」という誘惑に勝つことができません。1,1,4から5のカードを引くなど酷すぎます(笑)
しかしながら、ひだりさんが初のキャットテン!を決めると、みんな引き際やカード構成が分かってきたのか順調にカードを溜め、結果しのぽさんが勝利しました。

しかし、よく考えると誰もダイスをまったく使っていない(笑)。
2位が私だったので、終盤ダイスで攻撃に行ったほうが良かった気がしますが、もたもたしている間に機会を逃してしまいました。


偽エッセン11_2
短時間で終わるので再度プレイ。
序盤はバーストばかりでしたので、ならばと思って振ったダイス目が「10点特盛」!
嬉しいですが、よく考えると7点放棄して10点獲得なので3点しか得はしてません(笑)

「10点特盛」タイルはたった3枚しかなく、場から無くなったら他のプレイヤーから奪う仕様なので、後半に出ればもっと効果的でしたね。


偽エッセン11_3
今回はみながダイスを多用する展開。
ひだりさんがしのぽさんから「6」「6」「4」を奪ったのを見て、私がひだりさんから2枚奪取。
見事「6」「6」を引き当てました。

カード引きはランダムなので、相手の持っているカード構成が分かっていると有利です。
このケースではひだりさんが所持カードなしの状態から「6」「6」「4」を手に入れたので、私に「狙ってください」といわんばかりでしたね!
……まぁ、その次には、同じパターンでしのぽさんにカードを奪われたわけですが(汗)

このように奪われることを考えると、前半で「1」や「2」のカードを手元に溜めて大きな数字のカードを取られにくくすることが重要です。
またダイスも「-2」という自分がカードを失うものもあるので、ここぞという場面で使いたいものですね。

2回目は着実に点を入れたひだりさんが勝利。やはり20点入るキャットテンは強いです。


手軽でイラストの種類も豊富、猫好きとしては抑えたいゲームですが、下位でも(むしろ下位が)ガンガン狙われる要素があるので、見た目に反して攻撃的。
前に遊んだ「星の王子様」と同じような羊の皮(をかぶった狼)ゲーなので、子どもと遊ぶと泣くかもしれませんねぇ。


偽エッセン11_4
なぜかメキシンフェアをやっていたので(店長さんの気まぐれとのこと)、写真のエンチラーダを注文。
トルティーヤの皮に肉や野菜の具を詰め、唐辛子のソースをかけた料理で、パリパリジューシーでとても美味しかったです。
フェアはこの日が最後ということですが、辛いのは大好物なのでぜひまた気まぐれていただけると嬉しいですね。


Mars Needs Mechanics(マーズニーズメカニクス) 
偽エッセン11_5
ひだりさん持ち込みのKickstarter発ゲーム。今回のメインです。

「火星(マーズ)」というタイトルとロケットを作るというテーマから、火星で開発競争をするSF的なゲームかと思いきや、どうやら1873年のイギリスが背景でロケットのパーツを売り買いするゲームとのこと。
しかもその利ざやでお金を一番多く稼いだ人が勝ちという……それってテーマ無視の株ゲーうわなにをするやめろ。

ただ、メカニクス(機械技術)と名がつくだけあって、集めたパーツで機械を組み立て、売却額を上げたり、市場に出て来るパーツを先に知ったりといった特殊効果を得ることができます。
それだけなら良くある要素ですが、機械は分解して元のパーツに戻し、売ることができるのが面白いところですね。

私の初期手札は「パイプ」x3と「ギア」x1。
同じカード3枚以上のセットで初めて売却可能になるシステムなので、これは有利な感じです!


偽エッセン11_6
パーツは市場にあるカードを買うことで補充できますが、買えるのは1手番に1枚だけ。
これを全員が連続でパスするか(いわゆるソフトパス方式)、市場のカード8枚が売り切れると1ラウンド終了です。

その後、ラウンドの後半に買われたパーツ3つは価格が上昇しますが、買われなかったものや前半に買われた3つは価格が下落するシステム。
つまり「欲しいパーツがあるけど早く買うと価格が下がってしまう……でも買わないと他の人に買われてしまうかも!」というジレンマがあるのです。
これはシンプルながらかなり悩ましい、切れ味のあるシステム。

また機械の組み立て・分解は自分の手番内で自由に行えますが、その前にラウンドが終了してしまうこともあるのでタイミングは重要です。


偽エッセン11_7
売却はラウンド終了後に行えますが、前述の通り3枚セットが条件。
ただし最初に3枚渡される「スクラップ」を任意のパーツとして組み合わせることもできます。

写真では「磁石2枚」と「スクラップ1枚」をセットにして売却したところ。
ただし「スクラップ」は価格0なので、売却価格は磁石2枚分。つまり頭数合わせに使うことになりますね。


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私は当然「パイプ」をメインにしつつ、市場に良く出ている「ギア」を集めることにしましたが、「ギア」はたる田さんと狙いが被っているようで苦しい感じ。
そして何より、なぜか「パイプ」が全然市場に出ずガンガン値下がりしていくのです。

写真は終盤ですが価値は何と2!初期状態から3も低下の暴落状態です。
なぜだ~と思っていたら、しのぽさんが組み立てた「X線グラス」の特殊効果で「パイプ」を毎ラウンド山札の一番下に沈めていた模様。
「自分が持ってないから」という尤もな理由なのですが、とばっちりを食らった方は堪りません(笑)


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勝負はひだりさんが60点(ぐらいだったような)という、素晴らしい運用で勝利でした。
私は46点でビリながらも、全カードを無駄なく使い切ったのでその点では満足。

でも今考えると、機械の活用やパーツを買うタイミングなど反省点は多く、リプレイ欲は高いですね。
この手のゲームは苦手なのですが、1時間程度で終わってこれだけ濃密なジレンマを味わえるなら所有したくなってきます。
関係ないですが機械の「DIFFERENCE ENGINE」は階差機関(計算機)のことなんですね。だから早く売却できる効果なのか……と勉強になりました。


偽エッセン11_10
一休みでトルティーヤを注文。トウモロコシ+パリパリ好きな私なのでいくらでも食べられます。
他にも特製タコライスやポークケサディーヤ等も注文したかった!


地獄の釜 
偽エッセン11_11
次は私の希望で、たる田さん持ち込みのこれを遊ばせてもらいました。
燃える釜の中から、いくつ石炭チップを取り出せるかというバーストゲーム。

石炭チップの裏には「75」や「20」などの数字が描かれており、その合計ポイントが重要なのですが、悪魔の絵が書かれたチップを引いてしまうとそれまでのポイントは無駄になってしまいます。


偽エッセン11_12
しかし、このゲームはそのポイントが得点になるのではなく、事前に「何ポイント以上が出るか」という賭けを行い、それが成功するかどうかが問題なのです。

写真ではお金チップにより「80ポイント以上出る」と示されており、引いた石炭チップは「50」「10」「10」「25」で合計95。
見事、賭けに勝ったということで、賭けた金額80ポイント分のお金チップが手に入ります。
負ければ当然、お金チップは没収です。

また変わっているのが「自分ではない他のプレイヤーの合計ポイントが上回ったとしても賭け成功」と見なされることで、例えば自分が失敗したとしても、次の誰かが80以上出せばセーフとなります。

他にも「一番高い賭け金を示して勝てば、報奨金が2倍になる」「石炭チップを一番多く、または高く引いた人がボーナス点」等のシステムがあり、賭けを盛り上げます。


偽エッセン11_13
白=ひだりさん、緑=私、黄色=しのぽさん、青=たる田さんでスタート。

他の方は既にプレイされたゲームということで「以前遊んだ時は100点以上はなかなか出ませんでしたよ」というアドバイスを事前に受けます。
成程と思いつつ控えめに出していたところ、舌の根が乾かぬうちに100点ビット(賭けのこと)をするたる田さんとひだりさん(笑)
始める前は「めくり運のゲームかな」と思っていたのですが、次第にこのような駆け引きが重要なゲームだと気づかされます。

例えば「一番高い賭け金を示して勝てば、2倍もらえる」ルールですが、賭け金は「いっせーのせ」で同時公開するので、相手の金額を予想して僅かに高いビットをするのが有効です。
逆に2番手になってしまうとメリットはなくなりますので、賭けの時点で「120!」「125!やった!一番」という悲喜が起こります。

また石炭チップを引く段でも、多く取ればボーナスが貰えるにも関わらず他人の賭けは達成したくないので「自分は達成しているのでここで止めます」といった判断が必要になります。
ただし、石炭は10~100という数字の振れ幅があるので、助けたくなくても「自分は後20でいいのに100を引いた!」「やった私も達成!ありがとう!」という意図せぬドラマも現れるのですね。

ちなみに写真は10を引いただけでいきなり悪魔チップを引いてバーストする私(笑)
石炭チップは残りが一定数に減るまで引いたものは戻されないので「すでに5枚も悪魔が出てるので、次は高めになるだろう」などの記憶と読みも大切です。


偽エッセン11_14
中盤のスコアボードの様子。
ゴールは1600点で、これ以上にお金を稼いだ人がいればゲーム終了となります。

見れば分かる通りスコアボードも特徴的で、[750][その間][1000]という大雑把さ。
これは正確な所持金を分からなくするためですが、後述の最下位ポジションにも大きな影響を与えます。

ゲームはしのぽさんが序盤から高額の賭けを的中しリード。
ひだりさんは「悪魔を恐れずチップを連続で引く」という手法で大当たりとはずれを繰り返し、私はビビりながらも低い賭けで安定しながらの順位。
たる田さんは不運ながらも4位ですが、「悪魔チップを引いた人は最下位に50金を渡す」というルールもあるため、十分に逆転可能なのです。


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ゲーム終盤。
しのぽさんはあと一歩というところでしょうが、ひだりさんやたる田さんが150前後の高額ビットを行い、しのぽさんに大きな得点をさせることを許しません。
3人ともハイリスクハイリターン作戦で、なかなか成功せず逆に資金を減らし膠着する中、私はせこくマイペースに加点。
あと一歩まで来ましたが、決定打に最高賭け額か石炭引きボーナスでの高得点が欲しいところです。

そんな中、たる田さんが「200」という無茶なビットをした後、「10」「100」「100」という驚異的な豪腕引きを見せ一気に優勢に。
ひだりさんは無理な賭けで単独最下位になりますが、実はこれが最下位ボーナスを狙う2段構えの作戦。
しかも次に175という賭け金を提示し、引いたのは……「50」「75」「25」「25」!
見事、各種ボーナスをかっ攫い、見事な一位です。

たる田さんも1600点を越えており、本当に紙一重の凄い勝負でした。


事前では子どもでも遊べるかな?と思っていましたが、細かいルールや戦略があり、金額の計算も頻繁に起こるので、長女ではまだ難しいですね。標記どおり10才以上だと感じました。
それでも全ての得点要素が機能している素晴らしいシステム、収納に困る大箱でなければ買っていたかもしれませんね~。
チップなしの薄箱バージョンでも出ないかな(笑)


出発進行!
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残り時間で、ひだりさん持ち込みのHABA小箱ゲームを遊ばせて貰いました。
子ども向けの面白いゲームということで私も気になっていたのですが、娘達は電車に興味がないためスルーしていたもの。
この機会に遊べて嬉しかったです。

伏せた列車タイルのうち3枚だけが見えているのですが、そのうち1枚のタイルを選んで自分のボードの上に置きます。
列車には2枚で完成する汽車、3枚の貨物車、4枚の急行(列車名は自分が勝手に命名)があり、完成させればそのタイルを獲得できます。


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まずは私が急行を完成。
クレーンのタイルはジョーカー扱いで、どの列車にもつけることができます。
しかし客車にクレーンをくっつけるのは違和感が……。建造途中と考えれば良いのですかねぇ。

立派な青い汽車の木コマは、現在トップを走っている証のマーカーです。


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列車タイルの中には車掌が描かれたものがあり、これはオープンされても取ることができません。
つまりタイルの選択肢は段々と減っていくのです。
車掌タイルが3枚場に出るとゲーム終了で、獲得した列車タイル枚数が多い人が勝利です。

また特殊なものとして作業員タイルがありますが、これは相手のボードから列車を奪うことができる攻撃的な能力です。
その性質から、みんな「泥棒タイル」と呼んでました(笑)


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2勝した人の勝利ですが、私が首尾よく列車を続けて完成させてストレートで連勝。
ファミリーゲーマ-たるもの子どもゲームで負けるわけにはいきません(単なるめくり運)。

軽い内容ですが、マイボードのある楽しさや、「次の人にこのタイルを取られるとまずいから自分が先に取ってしまおう」という軽い戦略もある良いゲームでした。
攻撃要素もトップを狙うことになるので良いスパイスになっていますね。
もう売っているところがあまりないと思いますが、結構気に入ったので、どっかで機会があったら買ってしまうかもしれません。

それにしても今回はめくりゲームが多いですね。


スシゴー 
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残りの時間で、私持ち込みの「スシゴー」を遊びました。
回転寿司をテーマにしたゲームで、ブースタードラフトのシステムを用いています。
といっても内容は簡単で、手札のカード(4人なら8枚)から1枚を選んで自分の前に置き、残りを隣の人に渡すだけ。これをカードがなくなるまで繰り返します。

寿司には、他の人より集めたマーク数が多い場合だけ得点できる「海苔巻」、3枚そろって初めて高得点になる「刺身」、数が増えるごとに「1-3-6-10」と得点が増える「餃子」など。

前に妻と1回だけ遊んだことがあるのですが、2人では手札が透けて面白くなく1ラウンドで終了。
これが待望の初フルプレイとなります。


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勝負は3ラウンドで決します。
1ラウンドは手札にマークが3つある強い「海苔巻」があったので、まずはこれを集めて……と思ったら、たる田さん、しのぽさんと被ってしまう状態。
どうやら全体的に「海苔巻」が多かったようで、突っ張った上にしのぽさんに負けて結局2番目という最悪な出だしでした。
たる田さんのように早々と方向転換すべきでしたね。
そんな中、悠々と餃子を集めるひだりさん。

写真の手札左は、食事中の方に配慮して(?)隠れていますが、何かに似ていると話題のワサビ。
各位、飲食店では「コレ、○○○じゃない?」と話し合うのは控えめにしましょう(笑)


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特殊なカードには、多く集めないと減点もある「プリン」と「箸」があります。
プリンは他と違って3ラウンド通算で数を競うので、どのラウンドで勝負するかが悩みどころ。
箸は無得点ながら、目の前に置いておけばそのカードと引き換えに1枚多くカードをピック(取る)することができるので、使うタイミングが重要です。

私は3ラウンド目でも刺身2枚、エビは1枚が死んだネタ(点数にならない)になるなど振るわず。
他に回ってくるだろうとと思っていたプリンを1回目で取れず、ひだりさんに抑えられたのも失敗でしたね。
最後に箸を嫌がらせに回すぐらいがせいぜいでした。

回りを見て余りそうなネタを取るのが強そうな作戦で、上手く餃子を集め、プリンもトップに立ったひだりさんがたる田さんの猛追をかわして勝利されました。回転寿司で餃子が強いとは邪道な……。

類似ゲームの「すしドラ!」や、ドラフトである「世界の七不思議」と比べると相手に与えたくないカードをカットすることが難しく、ややシンプルに過ぎる気もしますが、その分見通しが良く手軽に遊べるようになっています。
繰り返し遊んで、他プレイヤーの動向や残りカードを読めるようになると面白さがどう変わっていくかも楽しみですね。


以上、軽いゲームを色々と試すことができ、楽しい時間を過ごすことができました。
お相手いただいた皆様、ありがとうございました!(記事を書くのに時間かかってしまいましたが……)。
次回は重いゲームをする予定なので、今から期待しています。
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