旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
2011年 ぐんまボードゲーム年間大賞発表!
2011年12月30日 (金) | 編集 |
しなちくさん企画の完全模倣ですが(汗)、最近の流行りに乗って、ウチのサイトでも「ボードゲーム年間大賞」を決定したいと思います!

エントリーの基準は「今年、このサイトで紹介したゲーム」。
よって、古いゲームや絶版などもリストアップされることもありますが、その点はご了承ください。
(あくまで私的な大賞なので……)。

・ノミネートタイトル(全22本)
■オオカミと七匹の子ヤギ (nicht zu fassen)
■お邪魔者2 日本語版 (saboteur2)
■カルカソンヌ拡張 川1・2(Carcassonne - The river I・II)
■elefun(エレファン)
■千とひとつの宝物(1000 und ein Schatz)
■ジャイアントステップ(Zwerg Riese)
■もじぴったんカードゲーム
■パンダだらけ
■キキリキーミニ (Kiki Ricky - Mitbringspiel)
■ランペルリッターの一騎打ち (Rumpel-Ritter - Das Duell)
■すすめ!! 海賊さん
■chirpy chicks(楽しいヒヨコ)
■はりねずみカードゲーム(Smic Smac)
■ワニに乗る?大いなる冒険(Tier auf Tier - Das große Abenteuer)
■電力会社 拡張:日本/ロシア(Funkenschlag - Erweiterung Russia/Japan)
■ソーリー!スライダーズ(Sorry! Sliders)
■豚小屋(saustall)
■サイトシーイング(Städtetour)
■レゴ 羊の毛刈りゲーム(LEGO 3845 Shave a Sheep)
■フレスコ拡張456 ガラス工(Fresko Erweiterungsmodule 4,5 und 6)
■フレスコ(Fresko)
■パンデミック 日本語版(Pandemic)

こうして見ると、月2本ペースで書いていたことになるんですねぇ…。
怠惰な自分としてはなかなかだと思いますが、来年はもっと多くの作品を紹介していきたいところです。

では、大賞および各賞の発表です!

詳細な内容は[続きを見る]から。
 


 
ぐんま年間大賞2011:「豚小屋(Saustall)

豚小屋

大方の予想通り(笑)、しなちくさんのサイトに続いての2冠達成です!
自分のサイトでは「推理がそれほど好きでもない妻でも遊べる手軽な推理ゲーム」として好評価。
デザインの美しさや、2人から遊べるというのも素晴らしい点です。

豚小屋愛あふれる仲間たちと完全日本語化を行った、という思い出補正もありますが、自分でもソロプレイルールを作るほどに熱中した「何か」を持っているゲームでした。
他のハウスルールもいくつか考えていたのですが、テストプレイする余力がない……。

原作は未見なのですが、ホームページなどから情報を読む限りボードゲームでの再現度はかなりのもので、現地のファンの方も納得の出来ではないでしょうか。
私は推理系のゲームが大好物なので、来年も素晴らしい推理ゲームに出会えることを期待しています!


ファミリー賞:「パンデミック 日本語版(Pandemic)

パンデミック
比較的、軽めのゲームに与えられるファミリー賞。

『パンデミック』は豚小屋がなければ大賞になったんではないかな~と思うぐらいよく遊んだゲームです。
ウィルスの脅威から世界を救うというテーマとシステムの融合が芸術的で、協力ゲームとしては最高峰ではないかと思います。毎回ギリギリの選択を迫られるゲームバランスもお見事!
2人プレイにも向いているところも当サイト受けしましたね。

地図が好きな長女も2回遊んで、それなりに好評でしたが、今は簡易版の「禁断の島」があるので、そちらの方が出番がありますね。


エキスパート賞:「フレスコ(Fresko)

フレスコ
「エキスパート」と言っても、妻が遊べる程度なのでそれほど難しいゲームは受賞しません(笑)

「電力会社 日本/ロシアマップ」と迷ったのですが、やはり拡張を買うまで気に入ったゲームが受賞!
覚えなくてはならないルールが色々あるのですがテーマに即していて理解しやすく、絵具キューブを混ぜる楽しさも他ゲームにない面白さでした。
2人プレイでダミープレイヤーを使うと聞いてがっかりしましたが、実際遊んでみるとまったく煩雑ではなく、それを利用した戦略も面白かったので、ダミープレイヤーに対する認識が一気に変わりました。

ドイツゲーム賞受賞だけあって、最後まで考え抜くシビアさがあるのですが、職人のやる気ゲージや司教へのワイロなど、そこはかとないユーモアがあるのもプラスポイントです。
見た目の美しさや分かりやすいアイコンなど、デザイン面でも完成度が高いです!


子どもゲーム賞:「サイトシーイング(Städtetour)

サイトシーイング
今年、一番出番があった子どもゲームはコレ!

目的地の隠蔽という一見ジリジリするような内容にも関わらず、地図上でバスを動かす玩具的な楽しさがあり、スタータイルの引き運によっては大逆転も可能なクジ引き的な盛り上がりもあります。
また、他人の手番でもゴールすることができるので、待っている時間もまったくダレないという至れり尽くせりの作品。勝利条件が「手に入れたタイルの高さ」というのも明確でよいですね。
娘達も「これ遊ぼう!」と持ってきて、よく一緒に遊んでいました。

バスの進行方向が重要なので、写真にある通り、前部分に矢印シールを張ると分かりやすさがアップしますね。


コンポーネント賞:「ジャイアントステップ(Zwerg Riese)

ジャイアントステップ4
美しいデザインや、心躍るコンポーネントに与えられる賞。

キリンのインパクトがある「ワニにのる 大いなる冒険」や、パンダフィギィアが秀逸な「パンダだらけ」という強力なタイトルがある中、斬新な発想を重視してこのゲームに軍配をあげました。
巨人をコンパスのように移動させることで旅をするアイディアが圧巻です。
子どもゲームにしては時間がかかるのでプレイ頻度はあまり高くないのですが、娘達がもう少し大きくなったら出番があることでしょう。


カードゲーム賞:「お邪魔者2 日本語版 (saboteur2)

お邪魔者2
カードゲーム賞はこのタイトルに。

金鉱堀りとなってカード配置で金鉱までの道を作っていくのですが、隠された役職によってはそれを邪魔したり、迷走させたりする者が現れるテンヤワンヤ感が楽しいゲーム。
「カード全交換」「ジョブチェンジ」など、カードの効果が大味でバカゲースレスレなのですが、意外にもバランスが取れているように感じました。
隠蔽系にも関わらず2人で楽しめるところも他にはなかなか無いゲームです。



微妙賞:「キキリキーミニ (Kiki Ricky - Mitbringspiel)

キキリッキーミニ3
微妙賞は、色々な意味で残念なゲームに送られます。

『キキリキーミニ』は、落とした卵で全員が落下して「最初からやり直し」になる台無し感と、「進んだ先に相手がいる場合1マス進める」というルールによって、サイコロでどの目が出てもほとんど3マス進めるというサイコロ振りのnotドキドキ感で受賞しました。
箱を使うコンポーネントは面白いし、立体なので子ども受けはかなり良いのですが、正直、娘たちがこれを持ってくると微妙な気持ちになっていましたね(汗)
amazon.deでのレビューが良かったので買ったのですが……ドイツ人の評価当てにならねぇぇぇ。


◎おまけ
去年は実施してなかったので2010年度版も遡って捏造します(汗)

・大賞:「乗車券(チケットトゥライド) 北欧マップ(Ticket to Ride - Nordic Countries)
・ファミリーゲーム賞:「ケルト(Keltis)
・エキスパート賞「プエルトリコ(Puerto Rico)
・子どもゲーム賞:「カルカソンヌ・キッズ(Die Kinder von Carcassonne)
・コンポーネント賞:「ねことねずみの大レース(Viva Topo!)
・カードゲーム賞:「サンファン(San Juan) 日本語版
・微妙賞:「カタンの開拓者 15周年記念版(Die Siedler von Catan, Jubiläumsausgabe aus Holz)


今年は色々なゲームを家族で楽しむことができ、とても良い年でした。
来年も、デザインに感動したり、システムに感心したりできる1年であることを願っています。
以上、相当に私的な特集でしたが、お付き合いいただきありがとうございました!
コメント
この記事へのコメント
やはりぐんまさんの大賞も「豚小屋」でしたね!
大好きな推理ものということもありますが、
コンポーネントのデザインも素晴らしかったですよね♪
私も思い出補正は強いですが、
それを除いても手軽に推理ゲームを楽しめる良いゲームだと思います。

今年は今まで体験したことのない激動の一年で、
気が滅入りそうになることも多かったのですが、
ぐんまさんの楽しいレビュー記事を読むたびに和ませていただきました。
また来年もよろしくお願いいたします!
2011/12/30(金) 23:17:45 | URL | しなちく #EBUSheBA[ 編集]
>しなちくさん
「豚小屋」に関しては、日本語化する前から高評価していましたからね!妻も納得の受賞です(笑)
推理ゲームはシステムも大切ですが、やはり雰囲気作りも重要な要素だと思いますので、その点でコンポーネントの質を含めて良質なゲームだと感じました。

今年は本当に大変な1年でしたね。来年は明るいニュースに溢れる年になると良いのですが。
こちらこそ、しなちくさんの記事を発奮材料にやる気を貰ったり、素晴らしい職人作業に感心させていただきました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
2011/12/31(土) 23:27:52 | URL | ぐんま #790CxkE6[ 編集]
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