旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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ジャイアントステップ(Zwerg Riese)
2011年09月26日 (月) | 編集 |
ジャイアントステップ4
名称:ジャイアントステップ(Zwerg Riese)

発売元:HABA (ハバ) , 2011年
デザイナー:Marco Teubner (マルコ・トイブナー)
プレイ人数:2-4人
対象年齢:6歳以上

概要:巨人リックに乗って街から街へと旅をして金貨を集める。コンパス状に歩行させる仕組みが斬新

満足点:巨人をコンパスの要領で歩かせるシステムが新しい
     一歩一歩、歩いていく感覚が旅をしているようで楽しい
     たくさんカードを引ける場合と、山賊が出てバーストする場合の割合が絶妙
     ルートを映像的に想像する必要があるので、他のゲームとは別の部分で頭を使う
不満点:金貨の状況によっては、同じルートを往復する単純な方法が有効になってしまう
     1点の金貨が盤上に残りやすく、やや終盤が消化試合ぎみになる
     掴まれる巨人や頻繁にシャッフルされるカードの耐久性がちょっと心配
     子供ゲームとしては時間が長く、難度も高いのでなかなかプレイ機会がない

ウチでの評価:★★★★★★★☆☆☆(7点:面白い!)

妻「手持ちのカードから行けるかどうか考えるのが楽しい」
長女(6才)「あと何のカードがあれば到着するのー?」
次女(3才)「ずしーん、ずしーん(今回お休みだが、盤外で勝手に巨人を動かしている)」

詳細な内容は[続きを見る]から。
 
 
久しぶりのロングレビューはHABAの「ジャイアントステップ」です。
作者はサフラニートや、カルカソンヌキッズ・ごちそう畑などの子どもゲームで有名なマルコ・トイブナー。

ジャイアントステップ1
箱の大きさは37.9x27,6x5,8cm。場所を取って収納に困る大箱タイプ。


◎ルール説明
詳しいルールは要点を得た解説を載せているすごろくやさんや、詳細レビューをアップされているタカさんの「サムネ3」参考にすると良いですが、流石に横着すぎるので(汗)ここでも簡単にルールを紹介します。

■地図の好きな街に、各自ドワーフ(プレイヤーキャラ)を置き、残りの街に金貨をランダムに並べます。
 金貨には1~3点があり、残った金貨は裏面にして盤の横に置いておきます。

■順番に手番を行いますが、自分のターンで行える行動は次の2つのうちどちらかです。

(1.) 旅の準備をする(山札からカードを引いて溜める)

 ・山札から地形カードを好きなだけ引いて「これでいい」と思ったら、自分の手札に加えて終了します。
 ・途中で山賊カードが出てしまったら、それまで引いたカードはバーストとなり、その全てを右回りで1枚づつ相手に渡さなくてはなりません。
  山賊カードは山札の下に戻しますが、「赤い山賊」の場合は山札がシャッフルされてしまいます。
 ・最初に山賊カードが出たらラッキー!相手から好きな地形カード2枚を奪うことができます。

(2.) リックと旅に出る(巨人コマを動かす)

 ・「旅の準備が整った」と思ったら巨人コマを自分のドワーフコマのいる街から出発させます。
 ・巨人はコンパスのような動きをしますが、移動するためには足をついた場所と同じ地形カードを支払う必要とがあります。
 ・他の街までたどり着けたら、ドワーフコマを移動させ、その街にある金貨をゲットします。
 ・街まで移動できなかったらパスとなってしまいます(使用した地形カードは戻ってきます)。

 ・具体的な移動方法
  ジャイアントステップ2
  巨人を街から出発させます。目的は左上にある金貨のある街。
  最初に足を着いた場所は森です!

  ジャイアントステップ3
  2歩目はコンパスの要領でくるっと反転させて、後ろ足を着地させます。
  着いた地形は平原ですね。
 
  ジャイアントステップ4
  3歩目は更に反転させて、前足を着地させます。
  着いた地形は平原。

  ジャイアントステップ5
  次のターンで目的の街に到着!
  よって「森」「平原」「平原」のカードを支払えばOKとなります。

  置いてある金貨をゲットして、元の街にいる自分の赤ドワーフコマを新しい街に移動。
  元居た街には新しい金貨が補充されます。

■全ての金貨がなくなったらゲーム終了。一番多くの金貨点を得た人が勝利です。

■ヴァリアントとして「雷雲」があります。
 この雲があるところは巨人リックは通過することができず迂回する必要があります。
 山賊でバーストしてしまった人は雷雲を好きな場所に移動させることができます。


◎プレイレポート
ジャイアントステップ6
セットアップした状況。広いワールドマップが壮観です。
ネットでは地形がDOWのスモールワールドに似ていると話題になりましたね。

妻(緑ドワーフ)、私(赤ドワーフ)、長女(黄色ドワーフ)の3人でプレイ。
次女には流石に難しいので今回は見学です。
ルールは盛り上がりそうな「雷雲あり」で。

取りあえずマップを見ると「3点金貨」が中央左よりに1枚だけあるので、これが序盤の焦点になりそうです。

ジャイアントステップ7
スタートプレイヤーの妻が2枚目で運悪く山賊を引きバースト。いきなり私にがっつりと押しつけられる雷雲。
えげつない邪魔な位置にあるんだけど……。

これでは左上にある3点金貨が取りに行けないぞ(汗)


ジャイアントステップ8
めげずに私は、自分の手番で思い切りよく7枚を引いてカード長者に。
このゲーム、調子が良いときは何故か一気に引けるので、イケる予感がしたら粘るのも重要です。


ジャイアントステップ9
長女の手番。1枚目で山賊カードを引く。
最初が山賊だと誰かから好きなカードを2枚貰えます。

……と言うことはカードを持っているのは私だけなので、当然私から2枚奪っていく長女。
はいはい、そうなりますよねー。

関係ないですが、パチンコを持っている山賊のイラストはやけに可愛らしい。

ジャイアントステップ10
妻も次のターンで7枚引きを達成です。
やばいなぁ、次のターンで3点金貨を持って行かれそう。


ジャイアントステップ11
と言う訳で、自分の手番は取りあえずカードを引きまくることにする。
3枚目で山賊が出だけど、雷雲を妻に押しつけられるので、これはこれでOK。


ジャイアントステップ12
と思ったら、長女がバーストして、何故か雷雲が私のところに戻ってくる(汗)
長女に言わせると「お母さんに協力したいから」とのこと。
それだと妻に3点金貨を取られてしまうんだけど……。

娘はいつもゲームでは妻贔屓なんですよねー。小遣いで買っているのは私なのに。


ジャイアントステップ13
容赦なく、まんまと3点金貨をゲットする妻。


ジャイアントステップ14
更に、元居た街に2点金貨が補充されたので、次のターンでさっさと戻って獲得。
これで大きくリードされてしまいます。


ジャイアントステップ15
長女も(妻や私のアドバイスを受けて)なんとか2点金貨をゲット。
移動距離が長くなると巨人の着地点を予想してカードを選ぶことができないみたいで、「6才用」といっても長女には今のところちょっと難しいようですね。


ジャイアントステップ16
ひたすら雲の攻撃を受け続けた私も、何とかこれで2点金貨をゲットしました。ふう……長かった。

この後も、私と長女は近い地域をウロウロして、到着しようとする街がバッティングしまくり。
奪い合いになって、なかなか高額の金貨が取れない状況です。

そんな中、妻だけが一人悠々と広い地域を独占して街の往復作戦で金貨を稼いでいきます。
こうなると、追いつこうとしてカードを一気に引こうとしても山賊が出る悪循環で、まったく妻との点差を縮めることができません。

雷雲で妨害するものの、カードを多く集めて万全の妻は余裕で迂回。
長女が山賊カードを1枚目で引いても妻と私、両方から1枚づつ取っていきますしねぇ。
トップから2枚引いて足止めしないと勝てないですよ~。


ジャイアントステップ17
ラストの1点金貨が、全員バーストしてなかなか手に入れることができませんでしたが、長女が最後に一気にカードを集めることに成功し、右下端から左下端までのロングツアーを決めてゴールしました(当然、相当の助言をしましたが:汗)

これでゲーム終了です。

ジャイアントステップ18
結果。
妻が14点で大勝。長女が10点、私が7点の完敗。

ゲーム終了まで50分ぐらいかかったので、子どもゲームとしてはかなり長丁場でしたね。



◎総評
とにかく実際に歩いている感たっぷりの巨人の移動システムが素晴らしく、アナログ感ばっちりで楽しいです。コンパスの動きを使って、ゲームにするとは本当によく考えらたものですね。

カードを集めるフェーズとの相性も良く、手持ちのカードから旅の計画を練り、次のターンでいざ出発!という旅行の雰囲気が非常に良く出ています。

またカード配分のバランスも考えられているようで、何枚も引くことができて爽快感を味わえる場合と、序盤で山賊が出てがっかりする場面が、ほどよい割合で起こる感じがします。
相手を妨害する手段が「雲」による遠回りというのもシステムとストーリーに合っていて面白いですね。

ただ欠点としては、ランダムに配置される金貨によってルートが限定されてしまうことが挙げられ、同じ街をいったりきたりする事が一番効率が良い場合があるのは興ざめです。
「多くの街をまわればボーナス」か「初めての街に行けばボーナス」のような多くの街を回ることを促すルールがあれば、もう少し旅行気分がでたような気がしますね。

また1点金貨を積極的に取りに行く必然性がないために最後まで残りやすい傾向があり、終盤がだるい消化試合になることも問題と言えます(例えばトップと点差があるのに、盤面には1点コインしかないなど)、長めのプレイ時間を短縮する意味でも「残り3枚になったら終了」にした方が収束性が良いと思いますね。
(ウチでは次回からこのようなハウスルールにしようと考えています)。

通過する地形を頭の中でシミュレートすることも慣れが必要ですし、相手の手番中に自分のルートを想定しておかないと長考になってしまうところもあるので、見た目に反して高い年齢層向きのゲーム。
ウチの長女でもアドバイスなしの一人では今のところ難しいです。

そんなこともあって現時点での評価は7点。
残新さは大きな加点ですが、ちょっとプレイ機会が少ないゲームです。
対象となるプレイヤーを広くするために、マップの裏面は「街から街へのルートが短い初心者用」などになっていればもっと嬉しかったですかね~。
コメント
この記事へのコメント
わが家でも大人気のゲームです!
他に類を見ないゲームデザインのお手本ですよね♪

一見子供向けゲームではありますが、実際は本気で
進行ルートを推し量ったり、バーストに盛り上がる
大人ゲームなので、結局のところ僕と嫁さんが一番
楽しんでる気がします(笑)

確かにコインの配置次第で微妙な展開に・・・(汗)
おっしゃるとおりスタンプラリー的な要素があっても
面白いかもしれませんね♪
2011/09/28(水) 09:39:57 | URL | タカ #nH0dgipQ[ 編集]
>タカさん
とにかく発想とテーマへの結実が素晴らしいと思います。
トイブナーは大人でも楽しめる子どもゲームを作るので、注目のデザイナーですね。

ただ親グループに好評なゲームなのですが、長女が苦手、次女には無理ということで、ウチでは残念ながら出番が少ないゲームなんですね~。
プレイ時間もけっこうかかりますし、子ども達がもうちょっと大きくなってからが適正かもしれません。

コインは端っこにある1点を誰も取りに行かず、最後まで残るパターンが多い気がします(汗)
どの街が通過済みかを管理するのは難しそうですが、「最初に街に着いた人が+1点」なら各街に1つづつトークンを置けば遊べそうなので、一度やってみましょうかねぇ。
2011/09/28(水) 12:47:47 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
あーでも「最初に着いた人が+1点」だと最後まで1点コインが残る問題は解決しにくいですかね?
(トークン取った後に1点コインが置かれた場合など)
やはりスタンプラリーシートを作った方が見た目にも楽しいかも(笑)
2011/09/28(水) 13:11:18 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
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