旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
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豚小屋愛~完全日本語版が完成するまでの道のり~
2011年06月28日 (火) | 編集 |
豚小屋15880427640_d6829d7eb4.jpg

前に当ブログで紹介した「豚小屋(saustall)」。
探偵モノならぬ刑事捜査を題材に扱ったボードゲームで、ウチではとても好評でした。

そんな、ある日twitterを何の気なしに眺めていると、何と「豚小屋愛」という面妖なキャッチフレーズを掲げて、その完全日本語版を個人レベルで作成しようとする動きがあるではないですか!

メンバーは、カインのしるしさんしなちくさんhiroceanさんの御三方(アイウエオ順)。

しかもマニュアルや動機などのゲームに必要な部分だけでなく、雰囲気を出すために記述してあるフレーバーテキストまで全て和訳する壮大なプロジェクトです。

実は、この「豚小屋」、原作は「クルフティガー警部」シリーズ(公式サイト:ドイツ語)というドイツでベストセラーの刑事小説。
作者がこのゲームのためにオリジナルシナリオを作成し、ゲームデザイナーも”原作あり”といえばこの人、ミハエルリーネックという力の入れようです。
よってマニュアルやカード上のテキストにも、小説さながらの文章が各所に盛り込まれていて、それらが理解できれば、より一層ゲームを楽しむことができるでしょう。

しなちくさんの日本語シールの作成技術は知る人ぞ知る完成度の高さなので、その完成を心待ちにしていたある日、彼から悪魔のつぶやき(笑)が送られてきたのです。

47chiku しなちく
ぐんまさん、豚小屋の翻訳なのですが、手が足りなそうなので手伝ってくれると嬉しいです。
(正確な文章を忘れたので大凡)


まあ、さすがに豚小屋の記事やツイッターで、しなちくさんを豚小屋購入煽っていながら、ただで成果を頂くというのはあまりにもずうずうしい話です。
みんなで協力すれば、一人分はたいしたことがないだろう――この時はそう思っていました。

参加してからは、あれよあれよという間にスカイプで会議場が設けられ、ツイッターに報告用のハッシュタグが作られ、役割分担も着々と決まりました。
私が最初に手がけたのは拘束タイル(テンデイズ訳では急用タイル)という楕円形に文字がかかれたもの。

自慢ではありませんが、私は理系の第二外国語でドイツ語を取っていただけで、後はラジオ講座で適当に1年半ぐらい初級コースを聞いていただけです。
しかも他のメンバーもあまりドイツ語には明るくないとのこと。

実際に訳してみると、中身は慣用句なども登場する小説さながらのネイティブなドイツ語で、登場人物の性格や関係がまったくわからないところからのスタートときています。

取りあえず2日間は、辞書やネットとにらめっこしながら翻訳し、あと2日で誤訳を修正していました。
また、立っているものは猫でも使え(笑)という言葉通り、妻にも完成した文章を読んでもらって不自然な部分がないかチェックしてもらいました。ありがとう。

その後も、動機カードの解釈に悩んだり、ローデンバッハー署長のバイエルン訛(hiroceanさんの手がけたこれが最高難度でした)に皆で頭を抱えたり、関係ない雑談に逃避したり(お?)、しなちくさんが誘惑に負けてポラリティとスタンプスを買ったり(関係ない)と、苦悩する日々が続きました。

そのたびにhiroceanさんの的確な文章化に助けられたり、カインのしるしさんの調べた訛やアルゴイ地方の風土に関する情報で道が開けたり、しなちくさんが仮に作成したシールやマニュアルの素晴らしい出来映えに励まされたり、と皆と力を合わせて開始から一ヶ月、何とか完成にこぎつけることができました。

内容が微妙に15禁ぐらいなので、うちにはシールを貼ることは躊躇われるのですが(箱には10才~と書いてあるのに…)。
マニュアルなどは有り難く、使わせていただく所存です。

最後に、何となく言いそびれた私の思いがあるのですが、この機会に、苦難を乗り越えた最高の仲間たちに向けてその言葉を送りたいと思います。

やはり「豚小屋愛」は語呂が悪い――。


◎完全日本語化ファイルへのリンク(googleドキュメント)
 今ならしなちくさん特製の豪華タイルケース付き!
Saustall[豚小屋]:日本語化ドキュメント一式

※このファイルは、Twitterで集まった4人の有志(@47chiku, @eagle_fry_free, @hirocean, @gunmature)が作成、HUCH! & friends社から許可を頂き公開しております。
※営利目的での利用、内容の改変を禁止いたします。あくまでも個人利用ということでよろしくお願いいたします。


誤訳や記述間違いがありましたらご連絡ください。
また、感想やご意見なども大歓迎です!


・豚小屋愛あふれる仲間たちの関連ブログ記事(50音順、敬称略)
「豚小屋 日本語化」:KEEP ON DRAWING(カインのしるし)
「ついに完成!Saustall[豚小屋]の日本語説明書、日本語化シート等を公開します!」:しなちくのあれこれ(しなちく)
「火曜の夜は何かが起こる」:洋々雑記(hirocean)

・kubotayaさんがまとめてくれたトゥギャッター
コメント
この記事へのコメント
すごい、すごすぎます!!ただただ感動です!!!
ありがたく拝見させていただきました。
強いて意見させていただければ、日本語化シートの1ページ目と
2ページ目あたりは、印刷したあと切り抜きやすいように輪郭がはっきりしている方が嬉しいですね。
閲覧する分には、陰影がついているほうが見栄えがするのですが。

本当にすごいです。
利用者の1人として、この場をお借りして御礼申し上げます。
2011/06/29(水) 00:54:01 | URL | たっくん #9QpkrxpU[ 編集]
 
おお、すばらしいですね。
たっくんさんとこで一緒にやったんですが、こういう小道具部分の演出が判らないといまいち入り込めないというか少し興ざめでしたので非常にぐっじょぶです。

初見ではわからなかったんですが、豚小屋は回数を増すごとに推理をしやすくなるタイプのゲームだと後で思い返して思いました。 これリーネックのなんですね。

まだ2人プレイしかしていないので、いずれ経験者での多人数プレイもしてみたいところですね。
おそらく多人数の方が推理の入り込む余地がかなり高まると思います。
2011/06/29(水) 09:31:02 | URL | kun #egss0ImM[ 編集]
>たっくん
ありがとうございます!
ここまで素晴らしいものができたのも、画像データを作成なされた、しなちくさんを始めとした皆さんの労作の賜物です。
一人では絶対にここまでたどり着くことはなかったでしょうね。

量があるので、実際に日本語化するのは大変だと思いますが(私もまだ作成していない)、利用してくださると作った甲斐があるというものです。
テンデイズさんの翻訳とは名称などが違うところも多いかもしれませんが、ご容赦ください。

貴重なご意見もありがとうございます。
改良できないものか、伝えておきますね。
2011/06/30(木) 00:39:26 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
>kunさん
コメントありがとうございます!
私も日本語化して遊んだ訳ではないのでアレなのですが、ゲーム進行と共にストーリーの進展があった方が楽しいのは間違いないと思います。

獏としたところがこのゲームにはあるので、私もまだ掴んだ感がある訳ではないのですが、拘束(急用)タイルの使うタイミングや、証拠をすぐに確定させないで粘る方法など、まだ研究の余地があるのかなーと考えています。
事故死もまだ一度も起きてませんしね。

経験者での3人または4人はぜひ一度やってみたいですね~。
手札が自由に出せないので、読みが重要になりそうです。
2011/06/30(木) 00:57:19 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
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