旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
コリドール ミニ(Quoridor mini)
2010年10月11日 (月) | 編集 |
コリドールミニ
コリドール ミニ(Quoridor mini)

発売元:Gigamic(フランス)
プレイ人数:2または4人
対象年齢:6歳以上
ゲームデザイナー:ミルコ マルケシ

ゲームの特徴:迷路の壁を作って相手の進路を妨害しつつ、自分が先にゴールするゲーム

ウチでの評価:★★★★★★★★☆☆(8点:お気に入り!)

満足点:狭義のアブストラクトゲーム(オセロのように運要素なし・全公開情報)だが堅い感じがしない
     ルールがとても簡単
     全木製の台と壁、コマが良い感じ
     ミニ版なので携帯用の袋があり、持ち運びに便利
不満点:プレイ対象人数が2人か4人という狭さ(一応3人でも可能だが)
     国内ではキッズ版以外は手に入りにくい
     4人で遊ぶと「勝ち目がない人が勝利者を決める」状況が多々あり、やや微妙
     (よく言われるキングメーカー問題)

妻「単純だけど、一手違いで展開が色々変わるので後を引くね。私的には2人がベストかな」

詳細な内容は[続きを見る]で。

コリドールミニ1
外箱。18.2x18.5x4cmのコンパクトさ。収納にも便利です。

コリドールミニ2
箱の中。ボードとプレイヤーコマ、壁となる板(24枚)は木製。
黒い袋は箱がなくても中身を運べるようにする配慮ですかね。

日本用のHPがあるギガミックだけあって、マニュアルにも日本語用ページが記載されています。


コリドールミニ3
セットアップ画像です。2人プレイは板(壁)12枚づつを持ってスタート。

ここで簡単にルールを説明します。
[1.] 手番では板を置くか、自分が移動(斜め不可)するか、どちからかを行います。

[2.] スタート位置の反対側のラインに先にたどり着いた方が勝ち(どの場所でもOK)です。
 上写真で言えば、黄色プレイヤーは、茶色プレイヤーのいる場所の横一列まで行けば勝利。

[3.] 相手が絶対ゴールできない状況を作ってはいけません。
 このゲームでの要注意ルール。
 例えば自分の後ろに横一列に板を並べて、相手をゴール不可にする行為はNGとなります。

[4.]前に相手のコマにいる場合は飛び越すことができます。
 飛び越した先に壁がある状況では、相手の横に移動することが可能です。


◎プレイレポート
コリドールミニ4
プレイ序盤の様子。
奥の茶色コマが私(先手)で、手前の黄色コマが妻(後手)です。


コリドールミニ5
もう少し進んだところです。
互いに一歩先にコマ進めると相手に飛び越されるため、中央でにらみ合い状態。
その間に相手に遠回りさせるように、自分の背後に壁を作っていきます。

妻(黄色)の立場としては、まっすぐ中央の道を行くか、左に移動してゴールを目指したいところですが、下手に片方だけにルートを決めて進み続けると、ゴール直前で壁を作られてシャットアウトされる恐れがあります。


コリドールミニ6
よって、妻(黄色)は上記[3.]のルールを利用し、「自ら左の道を閉じて、中央へのルートを確定させる」方法を使います。
これで、私(茶色)は中央のルートを封鎖することができません(相手がゴールする手段がなくなるため)。


コリドールミニ7
私(茶色)が対抗して妻(黄色)を左に遠回りさせようとしますが、すかさず妻は横に壁を作り、自分のルートを確保+私を遠回りさせる手を打ちます…。


コリドールミニ8
最後の攻防を経て、一歩早く反対側のラインに到着した黄色プレイヤー(妻)が勝利!

茶色プレイヤー(私)は板を多く残していますが、この状況では有効な邪魔をすることができないので、為す術なしです。
相手に中央へのルートを確保される前に、何らかの手を打っておくべきでしたね。


◎4人用ゲームについて
コリドールミニ9
4人用ゲームでは、板の枚数が1人6枚となります。
4人がそれぞれの4辺からスタートする以外は、ほぼ2人用と同じルール(「2人分のコマは飛び越せない」ぐらい)。

展開としては、板の枚数が少ないのでどうしても1人では封殺できず、トッププレイヤーを止めるために他プレイヤーと協力することが多くなります。
その状況は純粋な思考ゲームだった2人用とは異なり、「こっちのプレイヤーがゴールしそうだから止めた方がいいよ!」という会話(扇動?)が飛び交うまるで交渉ゲームの様相。

これはこれで混沌としている感じが楽しいのですが、欠点として、
「1人が敗北決定、3人が競っている状態では、敗北プレイヤーがどのプレイヤーの邪魔をするかで、勝利プレイヤーが決まってしまう」
という、いわゆるキングメーカー問題が頻繁に起こりやすく、このような状況に慣れたプレイヤーか、気心が知れたプレイヤー同士でないと、終盤がギスギスした雰囲気になる不安はあります。

そのため、ウチでは4人プレイの評判はイマイチですかね…。
むしろハウスルールですが、3人プレイ(板は8枚)の方が「3すくみ」で牽制しあう状況になりやすく、良い感じがします。


◎総評
4人プレイは今のところ微妙なのですが、2人プレイは何度も後を引く楽しさ。

最初はルールが簡単なので、似たような展開が繰り返されるかと思ったのですが、どのタイミングで壁を作るかで思ったよりも色々なパターンがあり、予想もしない場面に引っ張られていくのが楽しいです。

最後に出来た迷路を見ながら感想戦をするのも一興ですし、アブストラクトゲーム好きにオススメ。
ウチではこのタイプのゲームが好まれるので評価8ですね。

問題はミニや通常版のコリドールは国内では入手が難しいこと(私はかなり前にドイツアマゾンで購入)。
日本でも受けそうなゲームなのでギガミック社には通常販売して欲しいのですが…。。

子供用なら、国内でも良く見かけるのですが、盤が縦横2マス少ないのと箱が大きいのが問題。ネズミコマはとても可愛いのですけどね。

※追記:公式ページ情報を見て“キッズは箱が大きい”と書きましたが、amazonなどを見ると本当のサイズは28.7x28.3x6.1cm なので、通常版のコリドールとあまり変わらないですね。失礼しました。
コメント
この記事へのコメント
こんにちわ。
コリドール、大変面白そうでずっと気になっててKidsの入荷を待ってるんですがまだ先は長そう。

でも通常版やミニ版はシックな感じがインテリアとしてよさげですね。
チェスなんかではよくあるガラス版とかがあったら買ってしまいそうです。
2010/10/12(火) 09:52:46 | URL | kun #egss0ImM[ 編集]
>kunさん
こんにちは。
上では大人視点でネガティブなコメントを書いてしまいましたが、
子ども用を考えるとキッズは良いですね。
ルールも簡単だし、アブストラクト入門として最適だと思います。

ゴールに各色のチーズが置いてあるので、
4人用でもどのコマがどちら方向を目指しているか分かりやすいのもプラスポイント。
しかも子ども版では3人用も公式ルールになっていますね。

箱の大きさについては公式では33.0cmとか書いてますが、良く見るとこれは誤植ですかね…。
記事に追記しましたがamazonなどの情報が正しいと思います。

木製の手触りも良いですが、確かに色硝子で壁を作るバージョンがあったら綺麗でしょうね~。
2010/10/12(火) 12:31:12 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
おお。チョコレートみたいですね(笑)
これ、面白そうですね~。
ちょっと、欲しいかも。

木製ボードもいい感じで
雰囲気がありそうですね。
2010/10/12(火) 22:11:34 | URL | ぐり #-[ 編集]
>ぐりさん
確かに形といい大きさといいチョコレートそっくりですね~。
ゲーム自体は1手が勝負を分けるので、あまり甘くないですが(笑)

ボートの色は多少強引に塗りたくってますが、マス目など全体的な細工はかなり良いです。
これはミニ版なのでインテリアにするにはちょっと小さすぎますが、
通常版は大きくてデザインが凝っているので、もっと雰囲気ありそうですね。
実物が見てみたいです。
2010/10/13(水) 12:53:39 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
コリドールで良い点をもう一つ。
それは『上手な人の技を真似しやすいこと』。

アブストラクトは「定石」と呼ばれる強いパターンをどれだけ知っているかで腕の善し悪しが左右されるのですが、このゲームは仕組みが簡単なので、相手の技(パターン)を自分の技として習得したり研究したりすることが比較的、容易です。

もちろん、それだけでは勝てないのですが、確実に上達する手ごたえを感じやすいですし、迷路という分かりやすいテーマと相まって、アブストラクトで良くある「取っつきの悪さ」が少ない作品かと思います。

そういう意味でも初心者にもオススメなゲームですね。
2010/10/18(月) 14:38:48 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
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