2010年08月20日 (金) | 編集 |

名称:プエルトリコ(Puerto Rico)
発売元:Alea
プレイ人数:3~5人(公式2人ヴァリアントあり)
対象年齢:12歳以上
ゲームデザイナー:アンドレアス・ザイファルト
主な受賞歴:2002年 ドイツ年間ゲーム大賞 最終ノミネート
2002年 ドイツゲーム賞 1位
ゲームの特徴:プランテーション運営、都市開発などを行う。
運要素がほとんどなく、公開情報が多い。
ゲーマー中のゲーマーが評価するサイト「gamegeek」で長期に渡り1位に輝いている名作『プエルトリコ』。
前編となる今回は、必須と思われる日本語化について書きます。
(ゲーム内容は次回にて)
『プエルトリコ』は、斬新かつ洗練されているシステムを持っており、とても面白いゲームなのですが、言語依存する箇所が多くて、日本語化しないと遊べないという問題があります。
ただ、逆に言うとタイルなどを日本語化さえしてしまえば、重量級ゲームの中でも比較的、中級者にも分かりやすいゲーム内容と言えますので(細かいルールは多いですが)、興味のある方は、ぜひチャレンジして欲しいゲームだと思います。

箱を開けたところ。
細かいコンポーネントがぎっしり入っていて、値段の割にはお得感がありますね。
小分け用の袋が3つ入っているところが地味に便利。
今回の日本語化はシールを張る方法ではなく、タイルやボードを別に自作する方法にします。
『プエルトリコ』はタイルめくりなどの「裏返して匿名化する」必要がほとんどないので、それほど精密に作る必要がなく、ウチのようにシールを張るのに抵抗がある方はこちらの方をオススメしますね。
日本語化の情報つきましては、いつも参考にさせてもらっているボードゲームサイト『ジョーコデルモンド』さんからファイルをダウンロードさせていただきました。
ありがとうございます!

まずは、建物置きボードから。右が日本化したものです。
こちらのファイルは絵も入っているので、無機質な見た目が華やかになるのがGOOD!

次に職業(役割)タイル8枚。職業でできることや、選んだ場合の特典が書いてあるので、これは必須です。
下が日本化したもの。

建物タイル。下が日本化したもの。これも建物の名称や効果が分からないとゲームにならないので必須です。
これは49枚と枚数が多いので、一番面倒かもしれませんね。

建物置きボードに建物タイルを置いてみたところ。ここから建物を購入していきます。
建物タイルは表向きに置いて使うため、「自作だと微妙にタイルの形に違いが出てゲームが台無しになるかも!」という心配はしなくても大丈夫です。
絵入りの方がやはり気分が盛り上がりますね~。

最後に日本語化不要なもの。
左上の大きな各プレイヤーが持つ土地ボードについては、右下部に文字が書いてありますが、前述の「職業タイル」と同じ内容が書いてあるので、特に日本語化しなくてもOKです(ボードが5枚あるので、自作するとちょっと面倒)。
一応ウチでは、その部分だけ日本語印刷して、レファンレスシート化しています(右上にあるのがそうです)。
左下にある小さな6枚のタイルは「インディゴ、トウモロコシ、サトウキビ、コーヒ、タバコ」のプランテーション(作物)タイル+採石場タイルです。
プランテーションタイルは、裏返してめくるタイプで、かつ枚数も50あるので、自作するのは大変です。
ただし絵が描いてあり、これを見れば判別がつくので、無理して自作する必要はないと思います。
右下にある3枚のタイルは、左から「総督」(スタートプレイヤー)、「商店」(作物を売る場所)、「植民船」(入植者を置く)なので、その意味さえ知っていれば、これも無理して訳する必要はないですね。
以上、これで日本語化編は終わります。
……と偉そうに書きましたが、実はこれは妻が全部作ってくれたものです(汗)
妻はこういう作業を(ボードゲームをプレイするより)嬉々としてやってくれるのでとても助かりますね~!
その代わり「どうぶつの森」の英作文作業を手伝わされますが…。
次回はプレイレポートを書きたいと思います。
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