旅は道連れ世はつれづれに。主にアナログゲームや玩具について赴くままに描き募るブログ。長女と次女の成長記録もちょっとあり、です。
ケルトカード(Keltis - Das kartenspiel)
2010年05月25日 (火) | 編集 |
ケルトカード6
名称:ケルトカード(Keltis - Das kartenspiel)

発売元:Kosmos
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
ゲームデザイナー:ライナー・クニツィア

ウチでの評価:★★★★★★★★☆☆(7点:面白い!)


満足点:ゲームバランスが良い
     ケルトのカード要素の面白さをより発展させている
     安くて持ち運びしやすい
不満点:バランスが良すぎるため、やや似たような展開が多いか
     得点表がマニュアルにしか記載されていない

妻の一言コメント「わたしはケルト(ボード)の方が好みだな」

ケルトカード1

前回紹介した『ケルト』のカードゲーム版。
単なる『ケルト』のカード部分を抜きだした廉価版という訳ではなく、オリジナルの面白さがあるところが素晴らしいゲームです。

基本ルールは以下の通り、『ケルト』と同じです。

■手札8枚のカードのうち1枚を手前にだす
 カードを出すルールは「各色で昇順(数字の小さい順:1,3,5…など)か降順(数字の大きい順:10,8,6…など)の列になるように並べる」
■カードを出せない(出したくない)場合は、「カード捨て場」に1枚捨てる
■出した後は山札から補充して手札を8枚に戻す
 山札ではなく「捨て場」からカードを補充することもできる

得点ボードがないので、カードの列の長さがそのまま点数になります。
種類が5色(黄色・青・桃・赤・緑)あり、「ある程度の長さ(4枚以上)を並べないとマイナス点、ただし1枚も並べないなら0点で済む」ところは本家と同じなので、「どの色を伸ばして、どの色はやめるのか?」を考えるジレンマはそのままに楽しめ(苦しめ)ます。


下は2人用での初期セットアップ例。
ケルトカード2
1~9の番号が書いてある「願いの石」カードを中央に置いておきます。
ウチはその左側を山札を置き、右を「カード捨て場」にすることが多いですね。


カード版だけの新要素は以下の通り。

[1.]「願いの石」の取得方法

 「願いの石」は「同じ番号のカード」2枚を場に捨てることにより、手に入れることができます。
ケルトカード3
 例えばピンク「4」と黄色「4」を捨てることにより、「4番の願いの石」を取得することができます。
 相変わらず「願いの石」は早い者勝ちですし、ある程度の個数を集めないとマイナス点になってしまうので、ここは争奪戦となります。
 この「2枚捨てる」要素があるので、本家より「カード捨て場」が賑やかになって良い感じです。


[2.]「得点カード」が追加

 「得点カード」は、以下の通り、3種類の使い方ができる便利なカードです

 (A.)「得点カード」は、手前に出した列の先頭カードと、得点カードが同じ数字の場合は、並べることができます。

  どの色が対象でも並べることができるので、伸び悩んでいるところを伸ばすか、伸びているところを更に伸ばすか、使いどころが重要なカードです。
 ケルトカード6
  上の写真では、黄色の「3」の上に、得点カードの「3」を並べています。

 (B.)「得点カード」は、5色の列とは別の列として手前に出すことができます。
  この「得点カード」の列は、どの数字の順番でも並べることが可能(5-9-2など)なので出しやすいのですが、1枚につき1点にしかなりません。
  上の写真では右端に単独で「9」の得点カードが置いてあるのですが、これで1点となります。

  当然、(a.)のように他の色を伸ばすために使った方が良いのですが、どうしても合う数字がなく、手札を圧迫する場合には、この使い方をする場合もあります。

 (C.)「得点カード」は、「願いの石」を取得する場合にも使用できます(その場合、捨てる場所は5色とは異なる、もう一つの捨て場に捨てることになります)
  「得点カード」は相手にとっても便利なカードですので、捨てるかどうかは悩み所の一つです。

 
[3.]「エンドカード」が追加

 「エンドカード」は列の最後に並べることができるカードです。逆に言えばこれを並べたら、もうその列を伸ばすことはできません(「エンドカード」の次に「エンドカード」という並べ方だけはOK)。
 ケルトカード7
 上の写真では、緑にエンドカード1枚、赤にエンドカード2枚を置いています。
 昇順でも降順でも関係ないので確実に列を伸ばせるカードですが、序盤に手に入れてしまうと、なかなか手札を圧迫するので悩ましいカードです。


ボード上での双六競争はなくなりましたが、[1.]~[3.]の要素が加わったため、カード捨て場の攻防が『ケルト』よりも熱くなりました。


[4.]終了条件

 山札がなくなるか、「エンドカード」が5ヶ所に置かれると終了です。
 『ケルト』よりも終了条件が緩いので、実はプレイ時間はカード版の方が長いです(20~30分ぐらい)。
 また、終了後には全プレイヤーが手札から2枚を選んで列に追加できるようになったので『ケルト』よりも唐突感がなくなったように感じますね。


◎簡単リプレイ

■1回目
 妻が順調に「10」や「0」などの、使いやすい端っこカードを手に入れるのに対し、私は「5」「6」などの真ん中しかない苦しい展開。そのまま妻が長い列を作って勝利。

■2回目
 今度は逆にこちらが端っこカードが多い有利な展開。長い列を作って圧倒的勝利…と思ったら負け?!

どうやら「願いの石」の数が勝敗を決めた模様。
1回目は「私:5個、妻:3個」で、この場合6点の差になりますが、2回目は「私:2個、妻:5個」だったので、10点の差になります。
10点差は、色カードを9枚並べたのと同じ点数なので、かなり大きなアドバンテージですね。


ここでふと疑問に思った私はカードのセット枚数を確認してみて、大いに感心しました。
「0~2」「8~10」の序盤に使いやすいカードは1枚づつで、「3~7」の使いにくいカードは2枚づつになっているのです

最初は「貴重なカードは少ない」という意味だと思っていたのですが、逆に使いにくいカードが多いということは、「願いの石」を最初に取りやすい環境にあるということです。

つまり「序盤に有利なカード」がある場合は素直に手を伸ばし、「不利なカード」が多い場合は、願いの石を取る作戦を行うことで、どのような手札でも十分に戦えるシステムになっているのです。
『ケルト』では、カード運でなすすべ無く負けることも多いのですが、このためカードでは運の要素は減ってゲームバランスが良くなったとと思いますね。


ただ、妻に言わせると
「やることが明らかすぎるので、同じような展開になることが多い。なので色々な展開があって短く終わる本家の方が面白い」
ということらしいです。
最初は「そうかなぁ?」と思いましたが、カードをやっていると不思議と『ケルト』のバランスの不均衡さや、コマの重量感が恋しくなってくる時があるので、本家にはカードにはない何かの“魔力”を備えているのかもしれません(笑)

ただ、カード版の独自の要素も十分に面白いですし、何より安いです。
携帯性にも優れているので、実家や旅行先で遊ぶなど、オススメ度はかなり高いですよ。

最大の欠点は、得点表がマニュアルにしか表記されていないことで、これは得点カード表をプレイヤー分準備してくれても良かったのではないかと思います。

下はgame geekでアップしてあった画像を印刷して、妻がカード化したもの。
これが手元にあった方がプレイアビリティが格段にあがります。
ケルトカード9


最後にゲーム終了の様子。座卓が狭いのが良く分かります(汗)
ケルトカード8


次回は『ケルトタイル』です。
コメント
この記事へのコメント
『ケルト』の派生タイトルはどれも好評なようで
気になってました。
確かにカードなら持ち運び便利で重宝します♪
得点表が付いてないのは意外でした・・・
特に初心者ばかりで遊ぶときなどは、得点の状況が
つねに確認できないと面白さも半減ですからね(汗)
これは人数分付けておいてほしかったです。
ボードや木製コマの魅力も捨て難いものがありますが
手軽にどこでもケルトが味わえるのは良いですね♪
2010/05/26(水) 11:01:17 | URL | タカ #.Tgnyzds[ 編集]
>タカさん
ウチでは『ケルト』シリーズは概ね好評ですね~。
カードプレイの基本は同じなのですが、どれも独特の味わいがあって、ゲーム感が異なるのが興味深いです。
技術と運のバランスが絶妙なのもGood!
さすがクニツィア先生です。
得点表ですが、マニュアルだと非常に見辛いのですよね。
特に『ケルト』は作品によって点数の付け方が異なるので、何回もやっている私達でも未だにレファレンスカードは手放せません(汗)
2010/05/26(水) 12:43:02 | URL | ぐんま #eL404qMA[ 編集]
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